ドラッグストアのインバウンド消費/12月1位花王「キュレル」保湿クリーム
2019年02月05日 11:20 / 月次
True Data(トゥルーデータ)はこのほど、全国ドラッグストアのPOSデータによる2018年12月のインバウンド消費動向調査を発表した。
ドラッグストアのインバウンド消費1店舗あたりの購買件数は、前年同月比で16.2%減少した。
購買件数が前年同月を下回るのは、台風の影響により訪日外国人数が減少した2018年9月から4か月連続。
1レシート当たりの購買単価は、同2.8%増加して1万5105円だった。
2018年は1月から8月まで好調に推移したため、年間の累計では、購買件数が前年比で6.3%増加。
1レシートあたりの購買単価が4.3%増加し、1店舗あたりのインバウンド売上金額は前年比で10.8%上昇した。
購買商品個数は1%増とほぼ横ばいであるのに対し、購買商品単価が9.7%増加しており、2017年より単価の高い商品が買われたことが年間売上上昇の要因といえる。
年間を通して、インバウンド消費売上個数ランキングトップ30に最も多くランクインしたカテゴリは化粧品だった。
リップクリーム、日焼け止め、化粧水など様々な商品がランクインするなか、12月は初めて保湿クリームが第1位を獲得した。
化粧品は比較的単価の高い商品が多かった。
売上個数ランキング1位は、花王「キュレル 潤浸保湿クリーム」となった。
同じシリーズから、23位に洗顔料が、26位には乳液がランクインしており、高い人気を示している。
敏感肌用の「キュレル」ブランドは、グローバルブランドへの育成を目指してアジアでの販売を強化している。
2位はDHC「薬用リップクリーム 1.5g」、3位不二家「アンパンマン ペロペロチョコ 1本」だった。
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