厚労省/新型コロナウイルスの集団感染防止のポイント発表
2020年03月02日 17:10 / 行政
厚生労働省は3月1日、新型コロナウイルスの集団感染を防ぐためのポイントを発表した。
<新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために>
出典:厚労省発表資料(以下同じ)
国内では、散発的に小規模に複数の患者が発生している例がみられることに対応したもの。この段階では、濃厚接触者を中心に感染経路を追跡調査することにより感染拡大を防ぐ。
今、重要なのは、今後の国内での感染の拡大を最小限に抑えるため、小規模な患者の集団(クラスター)が次の集団を生み出すことの防止だという。
「小規模患者クラスター」とは、感染経路が追えている数人から数十人規模の患者の集団のこと。
■喚起が悪く、不特定多数が接触する空間に注意
集団感染の共通点は、特に、「換気が悪く」、「人が密に集まって過ごすような空間」、「不特定多数の人が接触するおそれが高い場所」となっている。
これまでに国内で感染が明らかになった方のうちの8割の人は、他の人に感染させていない。
一方、スポーツジム、屋形船、ビュッフェスタイルの会食、雀荘、スキーのゲストハウス、密閉された仮設テントなどでは、一人の感染者が複数に感染させた事例が報告されている。
そのため、換気が悪く、人が密に集まって過ごすような空間に集団で集まることを避けるよう呼び掛けている。
イベントを開催する人は、風通しの悪い空間や、人が至近距離で会話する環境は、感染リスクが高いことから、その規模の大小にかかわらず、その開催の必要性について検討するとともに、開催する場合には、風通しの悪い空間をなるべく作らないなど、イベントの実施方法を工夫してほしいとしている。
これらの知見は、今後の疫学情報や研究により変わる可能性があるが、現時点で最善と考えられる注意事項をまとめたものだという。
■新型コロナウイルスの集団感染を防ぐために
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000601720.pdf
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