全国マスク工業会、消費者庁など/「マスクについてのお願い」ポスター公開
2020年03月03日 17:30 / 行政
全国マスク工業会、厚生労働省、経済産業省、消費者庁はこのほど、マスク不足に対応して、「マスクについてのお願い」と題したポスターを作製した。
ポスターでは、「現在、予防用にマスクを買われている方が多いですが、感染症の拡大の効果的な予防には、風邪や感染症の疑いがある人たちに使ってもらうことが何より重要です」と指摘。
「マスクは買い占めなくても大丈夫」「使い捨てマスクがないときは代用品を使おう」「こまめな手洗いなどの基本も大事」と提案している。
最後に、「マスク不足を解消するために官民連携して、毎週1億枚以上のマスクを消費者のみなさまにお届けします」とのメッセージを発している。
厚生労働省と経済産業省は2月7日、新型コロナウイルスに関連した感染症の発生に伴うマスク・消毒薬など衛生用品の安定供給について、業界団体に要請している。
要請を受けたのは、日本薬剤師会、日本チェーンドラッグストア協会、日本保険薬局協会、全国スーパーマーケット協会、日本スーパーマーケット協会、日本ショッピングセンター協会、日本フランチャイズチェーン協会、日本ボランタリーチェーン協会、日本専門店協会、日本チェーンストア協会、日本百貨店協会。
要望では、マスク・消毒薬などの安定的な供給の確保の観点から、製造販売業者や卸売販売業者
に対して過剰な発注は行わないよう、また、買い占めや備蓄目的での過剰な在庫を抱えることのないよう要請している。
さらに、販売に際して、「一人・1箱まで」、「一人・○枚まで」といった販売量の制限を行うことや、転売目的の購入は望ましくない旨の店内掲示を行うなど、安定供給への協力をお願いしている。
また、薬局等の店舗に、一度に大量のマスク・消毒薬などが納入されると、市場に流通するマスクの在庫量に与える影響が大きいことから、製造販売業者や卸売販売業者の分割納入への協力もお願いしている。
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