セブンイレブン/商品を複数フロアに届ける配送ロボット実験
2021年04月20日 16:10 / IT・システム
セブン‐イレブン・ジャパン、アスラテック、ソフトバンクは4月21日、三菱電機と東急不動産の協力のもと、ソフトバンクの本社が入居する「東京ポートシティ竹芝オフィスタワー」(東京都港区)において、自律走行型配送ロボット「RICE(ライス)」を使用してセブン‐イレブンの商品を配送する実証実験を本格的に開始する。
セブン‐イレブン、アスラテック、ソフトバンクの3社は、ソフトバンクの社員が、セブン‐イレブンの商品をスマートフォンで注文し、指定した場所で受け取れる「セブン‐イレブンネットコンビニ」で注文した商品を、「RICE」で東京ポートシティ竹芝オフィスタワー内のセブン‐イレブン店舗から同じフロアの指定された場所まで配送する実証実験を、1月18日から試験的に行ってきた。
今回、「RICE」とエレベーターを連携させて、他のフロアへの配送を開始するもの。
ソフトバンクの社員が注文した商品を、「RICE」で東京ポートシティ竹芝オフィスタワー内のセブン‐イレブン店舗から他のフロアを含めた指定の場所へ配送する。セブン‐イレブン店舗のスタッフが「RICE」に商品を載せ、配送先を選択すると、「RICE」がエレベーターに乗って指定されたフロアへ移動。指定された配送先に到着すると、注文者のスマートフォンに暗証番号が通知され、「RICE」に暗証番号を入力することで商品を取り出すことが可能だという。
配送可能な商品は約550点。実験期間は4月21日~6月30日。
セブン‐イレブンは、さらに便利なサービスを顧客に提供するために、実証実験を通して商品のさまざまな配送方法の可能性を検討し、ラストワンマイルの取り組みを推進する。
アスラテックは、多様な業種や施設での「RICE」の導入に向けて、「RICE」のユースケースづくりに取り組む。
ソフトバンクは東急不動産とともに、竹芝エリアにおいて最先端のテクノロジーを街全体で活用するスマートシティのモデルケースの構築を進めており、その一環として今回の実証実験に参画する。
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