イオン 吉田社長/PBベストプライスで価格訴求強化、400SKUの新商品・リニューアル

2024年10月10日 14:47 / 商品

イオンの吉田昭夫社長は10月9日行われた2025年2月期第2四半期決算説明会で、「下期はプライベートブランドのトップバリュのうち、ベストプライスを軸とした価格の打ち出しを強化する。ベストプライス約400SKUの新商品・リニューアルを展開する」方針を明らかにした。

<イオンの吉田昭夫社長>
イオン吉田昭夫社長

約100SKUの増量キャンペーン、各事業会社での生鮮・デリカの価格訴求も行い、値ごろ感ある商品をそろえ、集客力アップにより粗利総額を確保する考え。

イオンが10月9日に発表した2025年2月期第2四半期決算によると、営業収益4兆9994億3500万円(前年同期比6.1%増)と4期連続で過去最高を更新したものの、営業利益986億円(16.2%減)と利益面で苦戦した。

吉田社長は「賃上げの恩恵を受けない方々の財布のひもは固く、(特売をする)感謝デーにお客様が集中しており、価格の打ち出しを明確にする必要がある。10月に食品が3000品目値上げすると言われており、お客様の価格感度はさらに上がるとみている。SCMの改革、商品IDの統合なども行い、よりグループのスケールメリットを生かしたい」と述べた。

また、ベストプライスを含むトップバリュ全体の2024年上期の売り上げは、5362億円(7%増)だった。

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