三井不動産/新オムニサービス・プラットフォームを開発
2024年11月27日 15:04 / EC
三井不動産は11月27日、オムニチャネル戦略のさらなる強化のため、独自のオムニサービス・プラットフォームを開発したと発表した。
同社は、「三井ショッピングパーク ららぽーと」を始めとする商業施設とECそれぞれの強みを掛け合わせて、顧客に新たな購買体験を提供する、「オムニチャネル戦略」のため、三井ショッピングパーク公式通販サイト「Mitsui Shopping Park &mall(アンドモール)」(以下:&mall)を2017年11月に開始した。
以来、&mall注文商品の無料受取・返品を可能にする「&mall DESK(アンドモールデスク)」の全ららぽーとへの導入や、骨格診断やコーディネート提案の各種サービスが受けられる体験型ショールーミング店舗の開設など、さまざまなオムニサービスを推進してきた。
新プラットフォームは、NTTデータ、チームラボ、伊藤忠テクノソリューションズ)、システムエグゼの受託・協力のもと、同社が独自に開発したシステムとなる。
マイクロサービスアーキテクチャ(サービスを構成している要素を小さな機能に分割して実装する方法)の採用により、同時並行的なシステム開発が可能になった。
各種APIを実装し、生成AIなどを活用したサードパーティー・サービスとの連携しやすい仕様となっている。
また、ECの基本性能を強化した。ECフロント画面のUIUXや商品レコメンド機能を刷新した。商品・在庫情報の登録・更新方法を改善したため、ショップがより出店・販売しやすくなるという。
さらに、アウトレット専用EC機能を2025年春にスタートする。
「三井アウトレットパーク」の出店ブランド取扱商品を販売。B品商品の取り扱いやシークレットセールなど、アウトレットならではの購買体験を提供する予定だ。
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