モスバーガー 新商品/夏キャンペーンでタコスバーガー・肉盛りバーガーなど発売
2025年07月09日 14:49 / 商品
「モスバーガー」を展開するモスフードサービスは7月16日、夏のキャンペーンに合わせてメキシコ料理タコスの新バーガーなどを発売する。
「夏の味覚・彩りをラインアップで魅せるキャンペーン」をテーマに、夏に食べたい味の要素を盛り込んだバーガー商品やサイドメニューを展開する。
キャンペーンのメインとなる商品が、メキシコ発祥のタコスを独自にアレンジした「モスタコスバーガー」(税込550円)だ。
タコスは、トルティーヤ生地にひき肉やレタス、サルサソースを乗せて包んで食べるメキシコ料理。
新商品では、タコスソースはトマトをベースにしたさっぱりとした味わいにしつつ、チリパウダーやクミン、コリアンダーなどを配合しスパイスの香りを引き立たせた。さらに味噌を使用して、甘みとコクが感じられるハンバーガーに仕上げている。
また、ハラペーニョを追加して辛さを楽しめる「スパイシーモスタコスバーガー」(590円)も同時に発売する。
プレミアム商品として販売するのが「黒毛和牛の肉盛りバーガー」(890円)で、黒毛和牛を贅沢に使った90万食限定の商品。
バラ・ウデ・モモと3種類の部位を醤油・砂糖をベースに味付けし、アクセントに生姜やニンニク、七味を効かせた食欲そそる商品に仕上げている。
また、フランスパンなどにも使用する小麦粉を使ったプレミアムバンズは、通常のバンズに比べて重量を増している。
サイドメニューでは、夏らしいスパイシーさを味わえる商品としてカレーを取り入れた「ホット
スパイスモスチキン <カレー>」(360円)を発売する。
2021年から夏の季節限定で販売し、累計約560万本を販売している「ホット スパイスモスチキン」。今回はスパイスオイルをリニューアルし、カレー風味に仕上げている。
ドリンクでは、夏らしい爽やかさを味わえる商品として、アイスティーにオレンジとマンゴーを組み合わせた「オレンジ&マンゴーティー」(590円)を販売。
ごろっと入ったカットオレンジや、マンゴーピューレの濃厚な甘さと、スリランカ産の茶葉から淹れた紅茶の組み合わせによって、南国気分を味わえる一杯となっている。
7月9日に開かれた新商品発表会で、マーケティング企画グループの中嶋千秋氏は「夏に食べたいものとして、女性は『夏野菜』や『果物』、男性は『焼肉』が人気ということが分かった。そのほかに『さっぱり』や『スパイシー』な味わいが人気。
これらの傾向を踏まえ、メインとなるバーガーでは旬の食材で夏らしい味覚を味わいたいという女性には『モスタコスバーガー』、プレミアムな国産食材を食べたいという男性には『黒毛和牛の肉盛りバーガー』を用意した」と商品開発の狙いを説明する。
同社は昨年春から商品のグラデーション戦略として「レギュラー商品」「プレミアム商品」「超プレミアム商品」の3価格帯のMDを展開。「黒毛和牛の肉盛りバーガー」は「超プレミアム商品」として、「プチ贅沢」需要に対応していく。
「モスタコスバーガー」は30~40代女性、「黒毛和牛の肉盛りバーガー」は30~40代男性をメインターゲットに据える。
サイドメニューの「ホット スパイスモスチキン <カレー>」の開発背景について、商品開発部の青山哲久氏は「今回はモスチキンの旨味を底上げするようなソースを開発しようと考え、昆布だしを利かせて日本酒と醤油、塩、砂糖で味付けをした」と語った。
若年層をターゲットとし「スパイシーなものを食べたいという夏のニーズに応えることができる商品」(青山氏)としている。
また、「オレンジ&マンゴーティー」は若年~40代の女性をメインターゲットとしており、「オレンジを潰しながらお好みの味わいに調整して飲んでいただくのがお勧め」(同)という。
発表会では、各商品の開発担当者によるプレゼンも行われた。
「モスタコスバーガー」開発担当の渡部拓巳氏は「モスの野菜とスパイス香るソースが特徴。トマトベースのソースで、ソースの中にも野菜を使っており、バーガー全体で野菜をしっかり味わえる」と述べた。
「黒毛和牛の肉盛りバーガー」開発担当の永野志津夫氏は商品の魅力を「贅沢感とご褒美感」と説明した。
夏のキャンペーンは、7月16日から9月上旬まで、全国のモスバーガーで開催する。
取材・執筆 比木暁
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