ローソン 決算/3~8月営業収益・利益全てで3年連続過去最高を更新
2025年10月15日 17:47 / 決算
ローソンが10月15日発表した2026年2月期第2四半期の決算によると、営業収益6218億6000万円(8.7%増)、事業利益613億7900万円(11.9%増)、親会社の所有者に帰属する四半期利益383億9500万円(9.8%増)となった。
チェーン全店売上高は1兆5244億2100万円(5.6%増)だった。
チェーン全店売上高、営業収益、事業利益、親会社の所有者に帰属する四半期利益の全てで3年連続過去最高を更新している。
チェーン全店売上高、営業収益、事業利益は6年連続、親会社の所有者に帰属する四半期利益は4年連続で増加している。
国内コンビニエンスストア事業は、ローソン50周年を記念した「マチのハッピー大作戦」、「盛りすぎチャレンジ」、「Ponta パス」会員限定施策といった販促策が増収に寄与した。
売り上げ増に加え、次世代発注システム「AI.CO(AICustomized Order)」による品ぞろえ・発注数・値引きの推奨などの効果で、増益を計上している。
同日行われた決算会見で、竹増貞信社長は「販促など一つ一つ積み上げ、増収増益となった。リアル店舗でオーナー、店長、スタッフが温かみのある接客をし、テクノロジーで効率化をサポート。時に便利、時にワクワクドキドキできる店舗として、ローソンに平時からお客様がいらしてくださる結果だ」と説明した。
既存店売上高は前年同期比は5.3%増、客数1.5%増、客単価3.7%増、8月末の国内コンビニ店舗数は1万4682店舗だった。
商品面では、発売3日で100万個以上を販売した新作チキンの「まんまる鶏」、「クリームたっぷり! ふわもち冷やしクリームパン」などが好調に推移した。
エンタテインメント関連事業、金融関連事業、海外事業、成城石井事業は、いずれも事業利益が前年を上回っている。
エンタテインメント関連事業は、チケット販売・物販が好調。シネコンでも話題作品により、動員客数が伸びた。
金融関連事業は、ATM取り扱い手数料収入が増加した。
海外事業は、中国のFC加盟店の店舗数やキャラクター関連商品の売り上げが増加。成城石井事業は、総菜と菓子の販売が好調で、駅ナカ店舗を中心に売り上げが伸長している。
取材・執筆 鹿野島智子
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