ローソンは2月2日、中華人民共和国湖北省武漢市において、中百控股集団傘下の中百超市有限公司(中百超市)とエリアライセンス契約を締結した。
日系コンビニエンスストアとして初の中国中部地域出店に向けて準備を進め、今春に1号店をオープンする予定だ。
ローソンの持つ店舗運営と商品開発のノウハウと、中百集団の持つスーパーや百貨店など1000店のネットワークと顧客基盤を生かし、武漢市の地域特性にあった「ローソン」店舗を展開する。
まずは2016年中に武漢市に10店をオープンし、その後、武漢市を中心とする湖北省に3年で200店、5年で500店を出店する計画だ。将来的には中部地域の他省への展開を目指す。
湖北省の省都である武漢市は人口約1000万人を抱え、中部地域最大の商工業都市でもある。中部地域の経済発展に伴い、消費者のライフスタイルが変化し、特に若年層を中心にコンビニエンスストアへの需要が高まることが期待されている。
今回の中百控股との提携により、同地域における消費者の利便性向上を図る。
ローソンは1996年に中国上海市に進出し、2015年12月末現在、中国国内の店舗数は652店(上海市内とその周辺461店、重慶市107店、大連市50店、北京市34店)に達している。
これまでの直接出資による出店地域で蓄積したノウハウを活用し、その他地域で地元有力企業とエリアライセンスを結び、出店拡大を加速する方針だ。
中百超市との契約はエリアライセンスの第1号となる。
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