ローソン/設置型オフィスコンビニに本格参入、2017年度に1000か所に
2017年07月04日 23:37 / 経営
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ローソンは7月3日、オフィス内で菓子やカップ麺などをセルフ販売する設置型オフィス内コンビニ「プチローソン」を本格展開すると発表した。
プチローソンは、お菓子約50アイテムを集積した専用ラックによる設置型オフィス内コンビニで、2016年5月から、東京都内6企業で現金決済による実験を進めていた。
現金決済では、1円単位の端数に対応した商品を販売できないといった課題があった。そのため、今回、交通系電子マネー専用セルフレジを導入し、非現金化で東京都23区内先行で開始する。
非現金化での運営は今回が初で、セルフレジの導入により、販売や在庫の管理もクラウドによるデータ管理が可能となる。2017年度末で1000か所の展開を計画する。
職場環境向上の一環として、手軽にオフィス内で食品などが購入できるサービスのニーズが高まっていることに対応する。
今回初めて導入するセルフレジは、ブリッジ・モーション・トゥモロー(BMT)が開発した無線セルフレジで、買い物の支払いには現金の取扱いは行わず、SuicaやPASMOなどの交通系電子マネーのみが利用できる。商品の販売や管理、物流はBMTが担当する。
現金の取扱いがないことで、実店舗と同じ価格設定ができ、様々な価格帯の商品の販売が可能となる。
オプションとして、小型冷蔵庫と冷凍庫、簡易版のコーヒーマシンの設置もでき、ニーズに合わせた商品の展開ができる。
7月末で約100か所の導入を予定しており、将来的にはフランチャイズ加盟店からの配送を検討する。
今後もローソンは、最新の技術を取り入れた様々なサービスを提供するという。
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