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ローソン/インドネシアで移動式コンビニ

2023年10月30日 13:09 / 海外

三菱商事は10月30日、インドネシア ジャカルタ郊外のBSD Cityにおいて、PT Lancar Wiguna Sejahtera(以下:Lawson Indonesia)と共同で、電気自動車を活用した移動式コンビニ「Mobile Lawson」の実証実験を開始した。

<EVで移動式コンビニ>
EVで移動式コンビニ

三菱商事は、DXによるデジタルデータプラットフォームと、エネルギーの低・脱炭素化を目指すEX(Energy Transformation)を掛け合わせたビジネスモデルとして、都市のスマートシティー化を目指した都市運営事業を国内外で推進している。

また、インドネシアにおける不動産デベロッパー最大手の1社であるSinar Mas Land社とBSD City全体(約6000ha)の都市価値向上を目指す基本合意書を締結。同社と都市運営およびスマート/デジタルサービス(都市サービス)導入に向けた協業を行っている。

昨年行ったBSD Cityの居住者を対象としたヒアリング調査から、同地区の都市計画は車移動を前提としている為、日中車を使用できない家庭や公共交通等で通勤・通学している来街者の購買利便性が低いことがわかった。

さらに、利便性の低さにより、潜在的な商品購入需要の存在が判明し、三菱商事としては従来型の固定店舗以外の手法で新たな収益機会の創出を目指していたLawson Indonesiaと共同で、移動式コンビニの実証実験を開始する。実験期間は2024年3月31日まで。

実験では三菱自動車製の軽商用電気自動車(日本名:Minicab-MiEV)を使用。Lawson商品を搭載・陳列した移動式コンビニ「Mobile Lawson」をBSD内の複数エリアを移動しながら出店する。

BSD Cityの居住者・就業者・来街者を対象に、環境に配慮した電気自動車を用いて周辺に小売店舗が少ない地域での商品購入機会を提供。消費者は通常のローソン店舗と同様に、店内でひきたてのコーヒーや人気商品のおでんなどを購入できる。

<BSD City>
BSD City

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