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ファーストリテイリングが4月7日に発表した2016年8月期第2四半期の業績は、売上高1兆116億5300万円(前年同期比6.5%増)、営業利益993億4100万円(33.8%減)、税引き前利益820億4100万円(49.9%減)、当期利益514億3400万円(53.7%減)となった。
2月末の為替レートが期首に比べ円高に転じたことにより、その他費用、金融費用に為替差損228億円(424億円減)が発生し、税引前利益は前年同期比816億円減と大幅な減益となった。
セグメント別では、国内ユニクロ事業は、売上高4536億円(0.2%減)、営業利益641億円(28.3%減)、商品構成が防寒衣料に偏り、暖冬に対応できていなかったため、売上規模の大きい11月、12月の販売が苦戦した。
一方、Eコマースの売上は253億円(28.4%増)と好調に推移した。
2月末の国内ユニクロの直営店舗数は805店舗と9店舗減少し、フランチャイズ店は39店舗と11店舗増加した。このうち、10店舗は直営店からフランチャイズ店へ転換したもの。
海外ユニクロ事業の売上高は3892億円(12.7%増)、営業利益294億円(31.4%減)。
グレーターチャイナ(中国大陸・香港・台湾)、韓国は減益、米国は赤字幅が拡大した。
これらの地域では暖冬の影響に加え、特に香港、台湾、韓国では景気のスローダウンの影響も受け、販売が苦戦した。
東南アジア・オセアニア地区(シンガポール・マレーシア・タイ・フィリピン・インドネシア・オーストラリア)、欧州(英国・フランス・ロシア・ドイツ・ベルギー)はほぼ計画通りの増収増益を達成した。
なお、その他費用に、米国での4店舗の店舗閉店に伴う損失約13億円に加え、為替差損16億円等を計上した結果、営業利益は同31.4%の減益となった。
海外ユニクロ事業全体の2月期末の店舗数は890店舗、前年同期末比174店舗増となった。
グローバルブランド事業の売上高は1673億円(12.9%増)、営業利益は143億円(21.9%増)。ジーユー事業は、計画を上回り、前年同期比で大幅な増収増益を達成した。
通期は、進捗状況を勘案して下方修正し、売上高1兆8000億円(7.0%増)、営業利益1200億円(27.0%減)、税引き前利益1025億円(43.3%減)、当期利益600億円(45.5%減)を見込んでいる。
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