近鉄百貨店/2018年2月期、生駒店減損で特別損失30億円
2018年03月02日 10:03 / 決算
近鉄百貨店は2月26日、2018年2月期通期の業績予想において、特別損失30億円を計上する、と発表した。
次期中期経営計画の策定にあたり、「固定資産の減損に係る会計基準」に基づく資産のグルーピングを見直した結果、生駒店(奈良県生駒市)に帰属する事業用資産(土地、建物)について、時価の著しい下落により減損の兆候が認められたため、連結・個別決算において、帳簿価額と回収可能価額との差額30億円(概算)を減損損失として、特別損失に計上する。
同日発表した2018年2月期通期の連結決算は、近鉄百貨店において、主に基幹店であるあべのハルカス近鉄本店の売上高が当初の想定を上回ったことから、連結・個別の売上高、営業利益、経常利益はいずれも前回発表予想を上回る見通しとなった。
しかし、上記固定資産の減損損失を特別損失に計上するため、連結・個別の純利益は前回予想を下回る見通し。
売上高は前回予想比104億円増の2815億円、営業利益が9億円増の48億円、経常利益は9億円増の42億円、純利益が14億円減の12億円を見込んでいる。
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