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亀田製菓/4~6月、国内米菓が苦戦し営業利益34.4%減

2018年08月03日 09:30 / 決算

亀田製菓が8月3日に発表した2019年3月期第1四半期の連結決算は、売上高234億5300万円(前年同期比0.4%減)、営業利益3億9000万円(34.4%減)、経常利益6億2700万円(29.5%減)、純利益2億7500万円(50.4%減)となった。

売上面は、主力ブランド「つまみ種」、「うす焼」、「ソフトサラダ」、「揚一番」、「堅ぶつ」、「ハイハイン」が安定的に推移し前年同期を上回った一方で、継続的な製品アイテムの抑制や前年同四半期に実施した亀田製菓設立60周年プロモーションなどの反動により露出機会が低下した結果、「亀田の柿の種」、「ハッピーターン」、「亀田のまがりせんべい」、「手塩屋」、「ぽたぽた焼」、「技のこだ割り」は前年同期を下回った。

海外事業は、前年同期において、米国の連結子会社であるMary’s Gone Crackers, Inc.が、周辺地域の記録的大雨による近隣ダム決壊危機の影響を受けたことから、売上高は前年同期を大幅に上回った。

利益面では、海外事業において、前年同期に発生した米国子会社における操業停止影響からの回復、新工場への統合効果が徐々に現れる一方で、国内米菓事業における売上高の減少や原材料価格の上昇、キャッシュ・フローの観点から棚卸資産を抑制したことに伴い、一時的に生産効率が低下した結果、減益だった。

2019年3月期通期の連結決算は、売上高1020億円(前期比2.5%増)、営業利益65億円(29.8%増)、経常利益77億円(19.3%増)、純利益52億円(26.5%増)を予想している。

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