スズケン/4~9月、薬価改定の影響で売上高1.4%減

2018年11月08日 10:10 / 決算

スズケンが11月6日に発表した2019年3月期第2四半期の連結決算は、売上高1兆317億6200万円(前年同期比1.4%減)、営業利益92億8000万円(48.6%増)、経常利益137億7300万円(27.6%増)、純利益92億2500万円(29.6%増)となった。

医薬品卸売事業は、主に薬価改定の影響およびC型肝炎治療剤の販売減少により減収。

営業利益は、販売費及び一般管理費の抑制に加え、厚生労働省により策定された「医療用医薬品の流通改善に向けて流通関係者が遵守すべきガイドライン」に対応した結果、増益だった。

売上高9877億7800万円(1.3%減)、営業利益70億1600万円(86.8%増)。

医薬品製造事業は、売上高は、DPP-4阻害剤「スイニー錠」や高尿酸血症・痛風治療剤「ウリアデック錠」などを中心に販売促進に努めたものの、薬価改定、糖尿病食後過血糖改善剤「セイブル錠」の特許切れに伴う後発医薬品の上市の影響などにより減収だった。

営業利益は、販売費及び一般管理費の抑制により増益。

売上高240億2900万円(11.5%減)、営業利益は9億2100万円(11.3%増)。

保険薬局事業は、売上高は、M&A、新規出店、薬局のかかりつけ機能強化の取組みを進めたものの、薬価改定および調剤報酬改定の影響により減収、営業利益は、減収の影響により減益だった。

売上高460億700万円(5.7%減)、営業利益は3億4700万円(71.7%減)。

医療関連サービス等事業は、売上高は、主に、メーカー支援サービス事業(医薬品メーカー物流受託・希少疾病薬流通受託)の受託が増加したことにより増収となった。

営業利益は、メーカー支援サービス事業における増収効果により増益だった。

売上高287億4700万円(15.9%増)、営業利益6億5800万円(41.5%増)。

2019年3月期通期の連結決算は、売上高2兆817億円(前期比2.0%減)、営業利益215億5000万円(9.2%増)、経常利益304億5000万円(4.9%増)、純利益201億円(6.8%増)を予想している。

ゼンショー 決算/4~9月増収増益、すき家・はま寿司が好調

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