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ベルク/3~5月、アプリで来店動機拡大も物流投資で営業減益

2019年07月08日 12:10 / 決算

ベルクが7月5日に発表した2020年2月期第1四半期決算によると、営業収益574億400万円(前年同期比5.5%増)、営業利益20億2900万円(4.5%減)、経常利益21億6100万円(3.5%減)、親会社に帰属する当期利益14億1900万円(6.9%減)となった。

<ベルクのホームページ>
ベルクのホームページ

販売政策では、ポイントカード販促、チラシ価格の強化を行い、スマートフォンアプリ「ベルクアプリ」の機能拡充により、来店動機を高め、生活催事に合わせた売場づくり、品切れの削減と接客レベルの向上を引き続き行うことにより、固定客化を図る取り組みを実施した。移動スーパーの展開により、高齢者等に対する買物支援の取り組みをした。

商品政策では、より良い産地からの商品調達、直輸入商品の開発を行うことにより、品質の良い商品を、求めやすい価格で提供した。自社ブランド「くらしにベルクkurabelc(クラベルク)」の取扱いを拡大し、毎日の暮らしにうれしい商品を求めやすい価格で順次、発売した。

店舗運営では、自社最大の特長である標準化された企業体制を基盤にLSP(作業割当システム)の定着化、適正な人員配置、省力器具の活用による効率的なチェーンオペレーションを推進した。さらなる商品力強化、サービスレベル向上を図るため、各種研修プログラムの充実を行い、従業員教育の強化に取り組んだ。

店舗投資では、5月に神奈川県伊勢原市に「伊勢原白根店」を新規出店し、2019年5月末現在の店舗数は112店となった。競争力の強化と標準化の推進のため、既存店2店の改装を実施し、惣菜と簡便商品の拡充、快適な買物空間を提供するための設備の更新、生産性向上を目的にセミセルフレジ導入等を推進した。

物流体制では、自社物流の強みを活かし、商品を産地やメーカーから大量一括調達することにより配送効率を高め、商品の価格強化、品質の安定化を目指した。店舗作業に合わせた配送体制の見直しを引き続き行い、店舗運営の効率化に取り組んだ。埼玉県大里郡寄居町の第1センターで、設備更新のための改修工事を行っており、それに伴う費用を計上した。

通期は、営業収益2309億9600万円(2.4%増)、営業利益100億100万円(1.9%増)、経常利益105億1300万円(1.4%増)、親会社に帰属する当期利益69億6800万円(6.0%増)を見込んでいる。

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