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吉野家/3~5月、既存店好調で増収増益

2019年07月09日 11:10 / 決算

吉野家ホールディングスが7月9日に発表した2020年2月期第1四半期決算によると、売上高527億9900万円(前年同期比6.0%増)、営業利益10億4400万円(前期は1億7800万円の損失)、経常利益12億5400万円(前期は4400万円の損失)、親会社に帰属する当期利益10億9700万円(前期は3億8800万円の損失)となった。

<吉野家のホームページ>
吉野家

吉野家の売上高266億5600万円(7.0%増)。既存店売上高が6.1%増と好調に推移した。

創業120周年を迎えた今年度は、牛肉関連商品を定期的に販売し、従来からの牛丼ファンの来店頻度向上を図っている。

3月には28年ぶりとなる牛丼の新サイズ「超特盛」「小盛」を導入。「超特盛」は1カ月で100万食を突破、5月にはコラボ商品「ライザップ牛サラダ」を販売した。

販売施策としては、4月に好評のはなまるとのコラボ企画「吉野家80円引き!定期券」を発売し、「ゴールデンウィークお子様割」を実施。宅配需要の開拓を目的に、宅配サービス対応店舗を積極的に拡大した。

はなまるの売上高77億8200万円(5.8%増)。積極的な出店に伴い店舗数が増加したことに加え、価格改定や商品施策により既存店売上高が堅調に推移した。

アークミールの売上高は52億9200万円(1.0%減)。閉鎖に伴い店舗数が減少している。

京樽の売上高は、72億7500万円(4.5%増)。増収の主な要因は、既存店売上高が堅調に推移したことに加え、都心を中心に積極的出店している回転寿司業態「海鮮三崎港」の店舗数が増加した。

海外の売上高は、52億8300万円(5.6%増)。アメリカの売上高が堅調に推移したことや、フランチャイズも含めた積極的な出店により店舗数が増加し増収となった。

通期は、売上高2080億円(前期比2.8%増)、営業利益10億円(約9.5倍)、経常利益15億円(約4.3倍)、親会社に帰属する当期利益1億円を見込んでいる。

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