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しまむら/4~9月、商品生産サイクル見直し減収増益

2019年10月02日 12:20 / 決算

しまむらが9月30日に発表した2020年2月期第2四半期決算によると、売上高2643億9300万円(前年同期比4.1%減)、営業利益143億5500万円(0.3%増)、経常利益145億9300万円(1.0%減)、親会社に帰属する当期利益96億1300万円(1.1%増)となった。

<しまむら>
しまむら

主力のしまむら事業の売上高は5.0%減の2041億2400万円。7店を開設、3店を閉店し、店舗数は1432店となった。

買い物の楽しさと商品のバラエティ感を強めるため、婦人服や紳士服のアイテム数増加を図った。生産サイクルの見直しにも着手し、アパレルメーカーと現地工場との協業の下、婦人服を中心に40日程度の短期生産サイクルを一定の割合で組み込み、売れ筋商品の追加生産や売上の増減に対応して在庫を調整する手法を確立した。

広告商品の目玉となる低単価の商品を絞込み、レジでの割引販売を削減したことで客単価は昨年を上回ったが、幅広い年齢層のお客に対応した商品の品ぞろえが不足しており、客数は昨年を下回った。

第3四半期から、30代をターゲットとしたブランド「HK WORKS LONDON(エイチケー・ワークス・ロンドン)」に加え、中高年をターゲットとしたブランドを展開し、客数の改善を図る。

アベイル事業の売上高は0.6%増の256億4900万円。1店を開設、1店舗を閉店し、店舗数は320店となった。

適時適品による販売力の強化を図るべく、今年のトレンドである開襟シャツやプリーツ使いのスカート、ワンピースなど常に新しい商品を店頭に供給した。コーディネート提案や演出力を高めるための売場作りにも取り組み、上期は約100店の売場変更をした。

バースデイ事業の売上高は0.8%減の265億9300万円。6店を開設、1店を閉店し、店舗数は289店となった。

「ベビー・子供用品の専門店」として№1を目指すべく、オリジナルブランドの商品開発に取り組んだ。新規ブランドの「tete a tete(テータ・テート)」は、シック&トラディショナルをベースに形と色にこだわったスタイルを提案し、好調な立ち上がりとなった。一方で天候の影響は大きく、4月度は新生児やトドラーの夏物アウター、7月度は水着や浴衣などの季節商品の売上が低調だった。

通期は、売上高5630億円(3.1%増)、営業利益347億3500万円(36.5%増)、経常利益357億1000万円(36.1%増)、親会社に帰属する当期利益234億8000万円(46.8%増)を見込んでいる。

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