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ニトリHD/3~8月、既存店改装推進で増収減益

2019年10月02日 12:30 / 決算

ニトリホールディングスが10月2日に発表した2020年2月期第2四半期決算によると、売上高3215億9800万円(前年同期比6.6%増)、営業利益555億7700万円(0.6%減)、経常利益565億4000万円(0.4%減)、親会社に帰属する当期利益368億4700万円(2.9%減)となった。

<ニトリ>
ニトリ

キッチン用品や家電、ダイニング家具、ベッドルーム家具が好調に推移したが、梅雨明けの遅れや天候不順の影響により、前年好調だった季節商品の一部が低調となった。

販売費・一般管理費は、物流業界における人手不足や賃金上昇などによる発送配達費や前年同期の6店に対して第2四半期累計期間では15店の既存店の計画的改装を行ったため、展示什器費などが増加した。

ホームファッション商品では、汚れに強く手入れがしやすいキッチンマットなどのキッチン用品や収納ボックス等のインドア用品、モバイルバッテリーの機能も兼ね備えた充電式ハンディファンや洗濯機、冷蔵庫等の生活家電が好調に推移した。

家具は、自社開発のベッドマットレス「Nスリープ」シリーズや、座面が広くゆったりくつろげるロータイプのダイニングセット「リラックス」シリーズがテレビCM等の効果もあり、売上をけん引した。

今夏の季節の商品企画では、ブルー&ホワイトを基調に海辺のモチーフをあしらった「SEA」シリーズ、グリーンを基調とした南国リゾートの彩りの「Tropical」シリーズが好評で、昨年を大きく上回る販売実績となった。

その他の取り組みでは、写真や画像データから同一または類似する商品を検索できる画像検索エンジン「Image Search」の日本初導入に取り組んだ。

今秋には「ニトリ公式スマートフォンアプリ」に搭載を予定しており、雑誌やインターネット上の写真やスクリーンショット画像などを元に、ニトリの取扱い商品の中から同一・類似商品を検索・表示し、そのままネットショップで購入することが可能になる。

従業員向けアプリにも搭載を予定しており、商品検索やコーディネート提案力の向上から接客品質の向上につなげる計画だ。

通期は、売上高6430億円(5.7%増)、営業利益1040億円(3.2%増)、経常利益1060億円(2.9%増)、親会社に帰属する当期利益715億円(4.9%増)を見込んでいる。

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