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サイゼリヤ/8月期、円高・EPAで輸入食材低下し営業利益11.1%増

2019年10月10日 11:00 / 決算

サイゼリヤが10月9日に発表した2019年8月期決算によると、売上高1565億2700万円(前年同期比1.6%増)、営業利益95億9900万円(11.1%増)、経常利益97億3100万円(9.4%増)、親会社に帰属する当期利益49億8000万円(1.9%減)となった。

<サイゼリヤ>
サイゼリヤ

新規顧客獲得のため、お客が来店する商品の開発として、新技術や新製法の導入を進めていると同時に、既存店の改装や樹脂製食器の導入など、安心安全に食事できる環境作りに取り組んだ。

2020年の健康増進改正法全面施行に伴い、先行し、全店全席禁煙化を段階的に進めた。当初2019年9月を完了予定していたが、子ども連れや若年層のお客の来店が増える夏休み前の6月1日から実施した。長年に渡りお客から支援を得て、2019年7月に国内外店舗数が1500店を達成した。

日本国内の売上高は、既存店の不振等により1189億8800万円(0.3%減)、円高やEPAの影響による輸入食材価低下から売上総利益が改善したことにより、営業利益は51億1600万円(3.6%増)となった。

豪州では、使用する食材の製造等を行っており、売上高は43億900万円(6.5%減)、営業利益は7800万円(76.7%増)となった。

アジアでは、スクラップアンドビルドの推進による新規顧客の獲得や店舗内外装のデザイン変更を行ったことなどにより、売上高は373億9400万円(8.3%増)、営業利益は43億7900万円(20.2%増)となった。

次期は、売上高1610億円(2.9%増)、営業利益101億円(5.2%増)、経常利益104億円(6.9%増)、親会社に帰属する当期利益60億円(20.5%増)を見込んでいる。

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