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ヤマザワ/3~8月、チラシ・販促強化で営業利益20.7%増

2019年10月10日 10:10 / 決算

ヤマザワが10月9日に発表した2020年2月期第2四半期決算によると、売上高549億2300万円(前年同期比1.7%減)、営業利益2億4400万円(20.7%増)、経常利益2億5500万円(13.7%増)、親会社に帰属する当期利益7200万円(28.4%減)となった。

<ヤマザワ>
ヤマザワ

スーパーマーケット事業の売上高は482億2400万円(1.8%減)だった。営業面では、集客強化と客単価向上のため、EDLP商品拡充による価格競争力の強化と、チラシと連動した販促イベントの多様化に取り組んだ。

価格競争力の強化では、3月から加工食品や日用品を中心に商品を厳選し、「300品値下げ」としてお値打ちな価格で販売した。販促イベントの多様化では、日曜日のポイント還元セールに加え、平日強化策として、「月曜日お肉の日」・「火曜日日配食品の日」のような曜日別・分類別の日替わり販促を導入した。

日曜対策として、開店時間から店頭・店内でお買い得商品を販売する「日曜朝市」による午前中の集客強化、にぎわい創出に努めた。

グループ独自の電子マネー機能付きポイントカード「にこかカード」の利用拡大のため、チャージ機利用による特典付与等の販促活動を継続的に実施した。

店舗運営面では、商品の精算をお客自身で行うセルフ式レジの導入を進め、お客の待ち時間短縮と店舗の作業効率向上を図った。

ヤマザワは8月に「バイパス店」(山形県山形市)を閉店した。期末店舗数は、ヤマザワの店舗が山形県内42店、宮城県内22店、よねや商事の店舗が秋田県内9店となり、スーパーマーケット事業の合計店舗数は73店となった。

ドラッグストア事業の売上高は66億9300万円(1.1%減)となった。主力の医薬品と化粧品のカウンセリング推進をはじめとした販促活動の強化に取り組むとともに、トータルコストリダクションを掲げ、全社一丸となって経費削減活動に取り組んだ。

設備投資では、4月に「ドラッグ左沢(あてらざわ)店」(山形県西村山郡大江町)を新規開店した。同店は、今後の新規出店のモデルケースとなるドラッグストア単独店舗と位置付けた。

「利便性があり、地域から信頼されるお店づくり」をコンセプトとして、食料品と介護用品・雑貨商品の拡充など、地域特性に合った品ぞろえに努めた。

5月に「ヤマザワ薬品住吉台店」(宮城県仙台市)を、2019年8月に「ヤマザワ薬品バイパス店」(山形県山形市)を閉店した。

通期は、売上高1100億円(0.6%減)、営業利益6億5000万円(194.9%増)、経常利益7億円(147.1%増)、親会社に帰属する当期利益2億5000万円を見込んでいる。

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