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イオン九州/3~11月、経費削減も営業損失9億8000万円

2021年01月13日 10:50 / 決算

イオン九州が1月12日に発表した2021年2月期第3四半期決算によると、営業収益2233億200万円(前年同期比36.3%増)、営業損失9億8000万円(前期は12億6600万円の損失)、経常損失7億9800万円(前期は10億6600万円の損失)、四半期純損失1億5800万円(前期は9億4900万円の損失)となった。

顧客と従業員の安全・安心を第一に、マスクの着用や入口での手指の消毒、店内でのソーシャルディスタンスの確保など、地域の顧客と一体となって感染拡大防止に取り組み、地域のライフラインとして、コロナ禍で高まる衛生・健康増進ニーズ、イエナカ需要などにスピーディに対応し、感染症対策と事業活動の両立に努めた。

収益面では、「本気の価格」や「ブラックフライデー」の規模拡大をはじめとする経営統合のシナジー効果、また、新たなセールス「ALLイオン大謝恩祭」や福岡ソフトバンクホークスの日本シリーズ優勝を記念した「感動をありがとうセール」が好調に推移した結果、第3四半期の売上高は1125億9200万円(承継含む既存店前年同期比3.9%増)と伸長し、当初計画を達成した。

経費面では、セルフレジの導入や販促のデジタルシフト、本部スタッフのテレワーク推進など、生産性の向上に取り組んだ結果、営業損益は前期に比べ8億9900万円の改善となり、当初計画を達成した。

第3四半期において繰延税金資産を計上したことなどにより、四半期純損失は1億5800万円(前期に比べ7億9000万円の改善)となった。

SM・DS事業の売上高は518億700万円。期末店舗数は、9月1日付け経営統合により180店舗を承継、期中に1店舗を開店した結果、181店舗となった。

GMS事業の売上高は1401億7100万円(3.8%増)。期末店舗数は、9月1日付け経営統合により15店舗を承継、期中に1店舗を開店した結果、66店舗となった。

HC事業の売上高は152億3900万円(15.4%増)。期末店舗数は、期中に1店舗を閉店した結果、32店舗となった。

通期は、営業収益3400億円(52.8%増)、営業利益18億円(187.7%増)、経常利益19億円(127.2%増)、四半期純利益4億円(34.9%増)を見込んでいる。

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