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クオールHD/4~6月増収増益、前期のM&Aや新規出店が寄与

2023年08月04日 15:58 / 決算

クオールホールディングスが8月4日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上高434億300万円(前年同期比7.0%増)、営業利益18億7300万円(13.0%増)、経常利益19億4000万円(10.2%増)、親会社に帰属する当期利益10億1000万円(0.9%増)となった。

クオールホールディングス

保険薬局事業の売上高は395億4700万円(6.4%増)、営業利益は24億2200万円(13.2%増)。

薬価改定および調剤報酬の改定に係る地域支援体制加算の経過措置終了により、薬剤料単価および技術料単価は低下した。しかし、前期に実施したM&Aや新規出店の寄与と、在宅・施設調剤の推進により既存店の受付回数は増加している。

出店状況は、新規出店10店舗、事業譲り受けによる取得2店舗、計12店舗増加した一方、閉店により2店舗減少した結果、事業全体で店舗数は902店舗となっている。

医療関連事業の売上高は38億5600万円(13.7%増)、営業利益は3億2700万円(6.3%減)。

CSO事業においては、MR派遣需要の拡大により、派遣数が増加する一方、採用に係る費用は増加している。

紹介派遣事業においては、各職種において紹介派遣の需要が順調に拡大するとともに、取引先数の増加や営業の業務分業化などの各種取り組みにより、成約件数が増加している。また、医師・看護師の短期求人案件のマッチングプラットフォームを有するオンコールを、2023年4月にグループ化したことにより、M&Aに伴う費用が発生しているが、グループ化によるシナジーを生かして、さらなる事業拡大につなげたい考えだ。

通期は、売上高1800億円(5.9%増)、営業利益100億円(5.3%増)、経常利益107億円(6.0%増)、親会社に帰属する当期利益62億円(9.6%増)を見込んでいる。

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