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千趣会/1~9月、カタログ配布部数減で実効会員数減少し営業損失49億円

2023年11月15日 11:00 / 決算

千趣会が11月14日に発表した2023年12月期第3四半期決算によると、売上高358億4500万円(前年同期比14.3%減)、営業損失49億5800万円(前期は63億1600万円の損失)、経常損失50億200万円(前期は61億3000万円の損失)、親会社に帰属する当期損失46億6400万円(前期は86億7000万円の損失)となった。

<ベルメゾン>

7~9月におけるカタログ配布部数減による受注減の影響が予想以上に大きかったことなどにより、ベースとなる実効会員数(12カ月以内に購入した顧客)が減少し、売上高が前年同期を下回った。

カタログ及びインターネットを中心とする通信販売事業は、第3四半期連結累計期間において収益性の向上と成長基盤の構築を目的に、販売促進費を高コストのカタログ中心のプロモーションからデジタルと融合させたプロモーションへシフトし、プロモーションの最適化を進めた。

一方で、カタログ配布部数の削減により費用は削減されたものの、それに伴う売上減少をデジタルマーケティング施策では補いきれなかったことにより、第3四半期連結累計期間の売上高は313億2600万円(15.1%減)、営業損失は52億2900万円(前期は65億5600万円の営業損失)となった。

法人向けの商品・サービスを提供する法人事業は、株主優待等に関連したノベルティの売上は拡大するものの、企業の物流業務等の代行サービスの利用が想定より伸びず、第3四半期連結累計期間の売上高は30億6400万円(12.0%減)、営業利益は2000万円(86.4%減)だった。

通期は、売上高480億円(18.5%減)、営業損失62億円、経常損失62億円、親会社に帰属する当期損失56億円を見込んでいる。

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