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ライフ 決算/2月期増収増益、24年度営業収益5.4%増目指す

2024年04月10日 15:50 / 決算

ライフコーポレーションが4月10日に発表した2024年2月期決算によると、営業収益8097億900万円(前年同期比5.8%増)、営業利益241億1800万円(26.0%増)、経常利益249億4800万円(24.6%増)、親会社に帰属する当期利益169億3800万円(27.1%増)となった。

業績は概ね好調だとしている。第七次中期経営計画に基づく経営戦略推進の具体的な取り組みとしては、2023年7月に顧客向けスマホアプリを刷新。機能を追加しながら順調にユーザー数を増やしており、さらなる進化を目指すという。

電子棚札を首都圏に続き近畿圏の店舗でも導入を開始。2021年2月から日配品を対象として導入を開始したAI需要予測による発注自動化サービスを、2024年2月より生鮮部門の発注にも範囲を広げ、4月までに全店での稼働を予定している。

2月には、さらなる働き方改革の推進や生産性の向上等を目的に東京本社を台東区より品川区の品川シーサイドに移転した。

小売事業の営業収益は8094億7200万円(5.8%増)、売上高は7800億2800万円(5.6%増)、セグメント利益は245億6500万円(24.8%増)。

部門別売上高は、生鮮食品部門が3395億7200万円(5.1%増)、一般食品部門3496億7200万円(6.7%増)、生活関連用品部門676億3000万円(4.6%増)、衣料品部門231億5300万円(0.7%増)だった。

新規店舗としては、2023年3月に宝塚中山寺店(兵庫県)、ビオラルパルコヤ上野店(東京都)、4月に川崎塚越店(神奈川県)、同社300店舗目となるセントラルスクエアららぽーと門真店(大阪府)、6月に梅島駅前店(東京都)、初の「大型ビオラルカフェ」を併設したビオラル有明ガーデン店(東京都)、9月に桜ノ宮店(大阪府)、10月に勝どきミッド店(東京都)、11月に下目黒店(東京都)、2024年1月に阪神芦屋店(兵庫県)を出店し、1店舗を閉鎖している。

既存店舗では、大泉学園駅前店、毛馬店、春日野道店、東中野店、石津店、此花伝法店、錦糸町駅前店、杭全店、関目店の合計9店舗で「BIO-RAL(ビオラル)」商品や冷凍食品等の品ぞろえを拡充する改装を行った。

また、今後について、業績動向が不透明な状況でも、「第七次中期経営計画」2年目(次期)の業績見通しを増収増益とした。社会・経済環境等の変化に応じて業績見通しの修正を行う可能性があるが、「第七次中期経営計画」の目標として掲げた「経営理念・ビジョン・ライフらしさ宣言の実現」のため、すべての施策を着実に行っていくとしている。

2025年2月期は、営業収益8534億円(5.4%増)、営業利益247億円(2.4%増)、経常利益255億円(2.2%増)、親会社に帰属する当期利益170億円(0.4%増)を見込んでいる。

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