ドトール・日レスHD 決算/3~8月増収増益、グループ全体で35店舗オープン
2024年10月16日 10:34 / 決算
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ドトール・日レスホールディングスが10月15日に発表した2025年2月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高752億6300万円(前年同期比6.1%増)、営業利益57億2800万円(41.0%増)、経常利益57億3200万円(33.8%増)、親会社に帰属する当期利益42億1700万円(16.0%増)となった。
グループ全体で35店舗(直営店22店舗、加盟店13店舗)を新規出店している。
既存事業では、店舗における新商品の導入をはじめ、テークアウトメニューや売店商品の拡充、卸売事業の拡大など、コロナ禍に取組んだ活動を継続するとともに、新規出店を強化した。
加えて、一部業態におけるグランドメニューの改定やキャッシュレス・キャンペーンを開催するなど客数・売上の回復に向けた取組を強化している。さらに、物流や購買の見直しを図り、業務の効率化を推進するとともに、徹底した管理コストの削減など、事業基盤の強化に努めた。
その結果、客数は、コロナ前の経営数値への改善には至っていないものの、売上高は顧客単価の上昇に伴い改善傾向が明確になり、コロナ前を超える水準にまで回復している。
日本レストランシステムグループの売上高は270億3400万円(8.2%増)、セグメント利益は25億6100万円(87.6%増)。
日本レストランシステムグループでは、経済活動の正常化により売上高は着実に回復してきたが、物価高騰や円安の影響、並びに人件費の高騰と厳しい経営環境は引き続き継続している。
新規出店は、「星乃珈琲店」や「洋麺屋五右衛門」などの主力ブランドを中心に、厳選した立地に9店舗をオープン。顧客ニーズの変化に合せた既存ブランドをブラッシュアップし、「牛たん焼き仙台辺見」「洋麺屋五右衛門」などに9店舗の業態変更を実施した。
なお、「星乃珈琲店」の店舗数は、2024年8月末時点で国内では278店舗となり、うち加盟店は36店舗となる。
ドトールコーヒーグループの売上高は449億2900万円(5.7%増)、セグメント利益は26億8000万円(22.0%増)。
小売事業およびフランチャイズ事業は、新型コロナウイルスの影響はなくなり、人流が回復したことで、ビジネス街や駅前立地を中心に売上高は上昇傾向が鮮明となった。定期的なメニュー改定など注力してきたモーニングの時間帯も客数が回復しつつあり、ランチやティータイムの改善も継続していることが、売上の回復につながっている。
店舗では、引き続き季節ごとの商品など付加価値の高いメニューを随時導入し、顧客単価を上げることで売上回復に努めた。客数回復を目指したキャッシュレス・キャンペーン施策を継続して打つことで、新規顧客の獲得やリピーターの確保に注力。一方、原材料をはじめとしたコストアップに対し、継続して取り組む維持管理コストの削減を実施することで、着実に利益を積み上げる体制を整えた。
卸売事業では、コンビニやスーパー向けチルド飲料において、プライベートブランド・ナショナルブランドともに、商品展開の幅を広げることで、売上高の拡大に努めた。また、ドリップコーヒーやインスタントコーヒーなど、通信販売や量販店での販売を拡大、新たな商品の開発・販売を展開することで販売強化に努め、引き続き業容拡大にまい進している。
通期は、売上高1464億8400万円(4.2%増)、営業利益96億7900万円(32.2%増)、経常利益98億4800万円(27.9%増)、親会社に帰属する当期利益66億4600万円(21.0%増)を見込んでいる。
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