流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





良品計画/菓子や衣料の落ち込みで、当期利益18.5%減

2009年01月15日 / 決算

良品計画が1月14日に発表した2009年2月期第3四半期決算によると、売上高1266億3300万円(前年同期比1.8%増)、営業利益147億4600万円(0.1%減)、経常利益150億6700万円(0.2%増)、当期利益72億5400万円(18.5%減)となった。

同期は独自性の高い商品の打ち出しを中心に営業施策を展開。部門別の動向では、衣服・雑貨は秋物商品の在庫絞込みと投入タイミングのズレや冬物商品の気温上昇に伴う不振など、主力のウェアなどが苦戦した。

不調の生活雑貨は、主力商品の脚付マットレスや新規の木製ベッドが価格見直し効果で好調に推移し、小物商品の好調もあり、既存店前年比は改善した。食品は、購入客の好みに変えられる食品が好調で売上は上昇したものの、主力の菓子の落ち込みは補完できなかった。

利益面では、調達構造改革で原価の削減は計画通りとなり、価格見直し商品の展開により売上総利益率は0.6%改善。海外販売では欧米で売上が低下。利益も為替の影響で苦しい状況という。アジアは好調な売上が持続したが、為替の影響を強く受け利益は悪化した。

出退店状況では、国内で23店舗(内、直営店17店舗)を新設。8店舗(直営店4店舗、LS店3店舗、西友1店舗)を収益性拡大のための置き換え等で閉鎖した。改装は11店舗(うち直営店10店舗)で実施し、海外では新進出国としてトルコに足がかりとなる1店舗(供給先)を出店した。

その他、中国・上海に2店舗(直営店)、北京2店舗(直営店)、韓国2店舗(直営店)などアジア・欧州を中心に計14店舗を出店。新業態としての「MUJI to GO」(直営店)を香港国際空港に出店した。通期は、既存店売上の停滞、海外連結子会社の仕入コスト上昇などもあり業績予測を修正した。

修正後の予測値は売上高1658億4000万円(当初予測より3.8%減)、営業利益185億9000万円(6.1%増)、経常利益189億6000万円(6.0%増)、当期利益93億7000万円(18.1%減)と減収減益を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧