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カルフール／2012年上半期の赤字3100万ユーロ、欧州危機の影響続く

2012年09月04日 ／ 決算海外

仏小売大手のカルフールが8月30日に発表した2012年上半期決算で、最終損益は3100万ユーロの赤字（前年同期は2億4900万ユーロの赤字）だった。

売上高は前年同期比0.9％増の388億2100万ユーロ、営業利益は8.2％減の7億6900万ユーロとなった。

南欧で続く債務危機の影響を受け、欧州での売上が1.8％減（恒常通貨ベース）と、落ち込んだ。フランスでの売上は0.5％減だった。

一方、新興国での販売は底堅かった。南米での売上は8.3％増（恒常通貨ベース）と堅調さを維持。傘下にあるブラジルの小売チェーン、アタカダオの力強い売上にけん引された。

アジアでの売上高は0.7％増（恒常通貨ベース）。中国やインドネシアでの安定した売上が寄与した。もっとも、中国における人件費の高騰を受け、流通コストは上昇した。

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