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CCC/11月は全体で0.8%減、CD・DVD販売は好調

2010年12月11日 / 月次

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(2010年3月期売上高:1892億円)が発表した11月の月次売上情報によると、TSUTAYA既存店売上高は0.8%減(前年同月比)だった。
各アイテムごとでは、レンタルが2.3%減、CD・DVD販売6.2%増、ゲーム販売13.5%減、書籍・雑誌販売1.2%増、リサイクル販売4.6%減だった。
レンタルの内、映像レンタルでは、アニメで「トイストーリー3」、洋画シネマでは「ザ・ウォーカー」、「プレデターズ」、「ソルト」などの新作が好調で、両分野とも前年超えとなった。しかし、海外TVドラマや邦画の不調により、映像レンタル全体では3.9%減だった。
音楽レンタルでは、「旧作5枚1000円」効果で順調に推移し、新作も11月後半導入の「いきものがかり/いきものばかり~メンバーズBESTセレクション」が売り上げに寄与し、アルバム全体では前年超え。シングルではタイトル不足で4カ月ぶりに前年を下回り、音楽レンタル全体では2.2%増となった。
CD・DVD販売の内、映像ではMr.ChildrenやEXILEの音楽DVDが売上に寄与したが、新作の販売が総じて低調。映像全体では4.1%減となった。
音楽CDは「「いきものがかり/いきものばかり~メンバーズBESTセレクション」、「福山雅治/THE BEST BANG!! 」の2作品が大きく売上に貢献。加えて「宇多田ヒカル/Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.2」、「Mr.Children/SENSE」も売上増に繋がり、音楽全体では前年比18.8%増となった。
ゲーム販売では、前年にPS3販売増があったことから、ハードの売上が大きく減少。ソフトについても「グランツーリスモ5」などの新作があったが、全体では3.5%減だった。
書籍・雑誌販売では、先月に続き雑誌・コミック・書籍の全ジャンルで好調で1.2%増となった。
なお、Tカード会員数は3635万人、Tカード月間利用件数は1億2608万件(23.3%増)となった。

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