森ビルは5月28日、東京都のスマートエネルギー都市推進事業の一環である「テナントビルにおけるデマンドレスポンス実証事業」の実施事業者に決定したと発表した。
電気使用量を抑制し電力負荷の平準化を図るため、需要側で電力消費を抑える「デマンドレスポンス」は、ピーク時の電力需給ひっ迫の回避につながるだけでなく、CO2排出削減による環境負荷の軽減にもつながる仕組みとして重要性が高まっているという。
一方、オフィスビルや商業ビルでは、エネルギー使用量の6~8割をテナントが使用しており、ビル全体での省エネ推進には、テナントの協力が不可欠な実情がある。
今回、東京都が実施する「テナントビルにおけるデマンドレスポンス実証事業」は、ビルオーナーとテナントの協働により、建物の共用部だけでなく、テナント専有部も対象としたデマンドレスポンスの手法を開発し、その効果を測定、検証することでビルオーナーとテナント間の合意形成の円滑化に向けたノウハウや、節電効果に関するデータ等の蓄積を図るもの。
森ビルはこれまでも、テナントとの協働による省エネ・節電対策に取り組んでおり、東日本大震災後の電力需給ひっ迫時には、環境対策に積極的に取り組むテナントの協力のもと、節電等を行った結果、六本木ヒルズの自家発電プラントから一時間当たり最大5,000kWの電力を東京電力に提供した。
こうしたテナントとの連携ノウハウ、森ビルが開発、運用中のテナントのエネルギー使用量を可視化する「エネルギーWEBシステム」などを活用し、今後の好環境な都市づくり形成の一助となるべく、森ビル運営の「六本木ヒルズクロスポイント」と「虎ノ門36森ビル」の2棟において、実証事業を実施する。
関連カテゴリー
最新ニュース
一覧- エディオン/国営平城宮跡歴史公園最寄りに「奈良三条大路店」オープン
- 楽天市場/AI活用で店舗運営効率化や生産性向上「楽天AI大学」公開
- ニトリ/「NITORI BUSINESS」法人事業サイトリニューアルオープン
- ビックカメラ/転売目的など不適切な免税販売の防止システム全店導入
- ユニクロ/4月既存店売上高18.9%増、気温高く夏物好調
- ABCマート/ららぽーと豊洲のレギュラー業態をリニューアルオープン
- コメリ/5月1日から414品目を値下げ
- マツキヨココカラ/「医薬品登録販売者試験対策テキスト2024」発売
- ZOZO/3月期、セール拡大・コスメ強化などで増収増益
- 日本調剤/3月期はインフルエンザの流行などで増収増益
- モノタロウ/1~3月、販促活動を積極化・アイテム拡大などで増収増益
- そよら横浜高田/来館者200万人目標、鮮度・即食・カフェを強化
- イオンモール浦和美園/うららか広場・外部棟新設、ユニクロ・GU大型店で集客強化
- イオン松江ショッピングセンター/4/26リニューアルオープン
- リンガーハット/勤務経験者の「カムバック採用」支援システム導入
- 賃上げ2024/ゲンキー正社員平均5%アップ
- 大戸屋/「そよら横浜高田」に新店舗オープン
- イオン九州/長崎県の医療介護施設に無人店舗5/1オープン
- 吉野家HD/ラーメン店向けめん・スープ製造の宝産業を買収
- ABC-MART/全国のイオンモールなどで9店舗同時オープン
- 総合スーパー/3月はイオン5.3%増、PPIH11.0%増、ヨーカドー0.2%増
- PLANT 人事異動/PB開発本部を新設、開発と調達の権限を一元化
- ラーメン・カレー・定食/3月既存店丸亀製麺13.5%増、王将フード6.5%増
- ファミレス/3月既存店すかいらーく14.4%増、サイゼリヤ29.1%増
- 西武グループ、野村不動産/「軽井沢千ヶ滝地区」を共同開発
- F&LI/すし居酒屋「杉玉」福島県・いわき駅前に東北初出店
- DCM/事業者向けのクレカ「ビジネスマイボカード」10月開始
- フォーシーズ/京王聖蹟桜ヶ丘SCに中華料理の新業態「香華園」オープン
- ニトリ/中国95店舗目「福州倉山愛琴海店」オープン
- SHEIN/キャッシュレス決済「PayPay」導入
- カワチ薬品 決算/3月期は営業利益15%増、人件費・水道光熱費を抑制
- ゲンキー 決算/7~3月は営業利益36.5%増、生鮮食品を強化
- 東急ストア/3月の売上高172億円、既存店3.1%増
- 鼻炎用薬/1月~3月1位は久光製薬「アレグラFX」
- 加工食品/3月、丸美屋「のりたま 大袋」が1位
- アイスクリーム/3月は明治「スーパーカップ レモンのレアチーズ」が1位
- 三井アウトレットパーク 岡崎/2025年秋に170店舗オープン
- イオン九州/福岡高速6号線工事ヤード跡地「香椎いーなテラス」オープン
- 7-Eleven/「デリバリーサービス7NOW」2025年10億ドルの目標
- 7-Eleven/質を伴った店舗を世界30カ国に10万店目標