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イオン/ウエルシアHDの株式過半数を取得へ

2014年04月14日 / 経営

ウエルシアホールディングスとイオンは4月14日、両社の業務・資本提携を深化させると発表した。

来年2月を目途に、イオンがウエルシアHDの発行済株式数の過半数に相当する株式を取得することについて、ウエルシアHDの組織改革完了後、速やかに協議を開始する。

ウエルシアHDは、両社の業務・資本提携の深化に向けて、イオンより取締役副社長を招へいする。

ウエルシアホールディングスの中核企業であるウエルシア関東は、2000年2月にジャスコ(現イオン)と業務・資本提携を締結し、両社は長年に亘り信頼関係を深めてきた。

ウエルシアHDの自主性・独立性を尊重した良好な関係はこれからも変わらぬことを確認し、ウエルシアHDが掲げる「日本一のドラッグストアチェーン」構想の実現に向けて、業務・資本提携を深化させることを決定し、覚書を締結した。

中期目標の2016年8月期売上高5000億円、経常利益率4.0%以上、店舗数1500店舗の達成と、日本一のドラッグストアチェーンの確立に向け組織改革を断行するとともに、「ウエルシアモデル」を次代のモデルへと革新し成長を加速させる。

新経営体制のもと、強靭な経営基盤構築に向けた組織改革を速やかに実施。収益力のある「ウエルシアモデル」のグループ内での水平展開を加速すべく、9月1日付でウエルシア関東を存続会社として、高田薬局、ウエルシア関西、ウエルシア京都を統合し、統合新会社「ウエルシア薬局」を発足する。

ウエルシアHDの関西エリアの事業基盤強化に向けて、イオンの連結子会社であるタキヤ、シミズ薬品のウエルシアHDへの統合に向けた協議を開始する。

「ウエルシアモデル」の革新と内部充実、企業規模の拡大に向けて、イオンが有するさまざまな経営資源を全面的に提供。薬剤師の採用・育成の協力体制、戦略的物流網の構築、商品共同調達、商品開発、食品などのラインロビング、都市型小型業態の開発・展開、カード・銀行・電子マネー等の活用、Eコマース、CRMの展開、事業再編、組織再編の円滑な推進、両社が連携したM&Aなどを検討する。

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