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きちり/三井物産とイタリア食材の小売・輸入卸事業を開始

2015年06月15日 / 経営

きちりは6月15日、日本とアジア太平洋地域でのイタリア食材の小売、外食、輸入卸売事業の展開をスタートすると発表した。

三井物産とイタリア・トリノに本社を置くEATALY Distribuzione S.R.L.(EATALY社)、きちり3社で3月6日に設立した、イータリー・アジア・パシフィック(EAP社)が事業を展開する。

EAP社の資本金は4億円で、出資比率は三井物産63.5%、きちり34.0%、EATALY社2.5%。

EATALY社は、高品質で手作りのイタリアン食材の販路を開拓することを目指してオスカー・ファリネッティ氏が設立した。

2007年に生ハム・チーズ・ワイン・パスタ・オリーブオイル・ドルチェ・ジェラートなどのイタリア食材の物販機能と、レストラン・カフェなどのイートイン機能を併せ持った複合型大型施設「EATALY」をトリノにオープンした。

「EATALY」という名前は、動詞のEAT「食べること」と、ITALY「イタリア」の2つの単語が由来。「EATALY」独自で厳選して生産者から直接買い付けを行い、生産者や産地の紹介まで徹底し、料理の専門家から料理好きな人まで飽きさせないエンターテインメント性も兼ね備えているのが特徴。

高級食材ではなく、消費者の手が届く範囲で高品質な食材が多いのも特徴の一つ。現在、「EATALY」はイタリアに18店、米国2店、UAE1店、トルコ1店、ブラジル1店と世界的に展開している。

三井物産は、グローバルな商品調達力と国内流通ネットワークを備えており、きちりのブランディング・ノウハウ、店舗運営力とEATALY社の商品とサービス・コンテンツを組み合わせ、日本とアジア太平洋地域におけるイタリア食材の小売・外食・卸売事業への本格参入を狙い、最初のステップとしてまず日本国内での展開を図る。

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