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矢野経済研究所は10月6日、インナーウェア・レッグウェア市場調査を発表した。
調査によると、2015年のレディスインナーウェア市場規模(小売金額ベース)は、前年比1.9%減の6315億円で4年連続の市場縮小となった。
要因としては、消費税率の引き上げ後による反動減が長引いたこと、個人消費の回復の兆しが見えなかったことが挙げられる。
これまで主要な購入先であった量販店、下着専門店は引き続き苦戦が続いている。際立ったヒット商品が出なかったことも大きい。商品のトレンドとしては、「快適」「楽ちん」「ゆったり」などがキーワードとしてあがり、快適性を求めるトレンドは継続している。
メンズインナーウェア市場規模(小売金額ベース)は、0.6%減の2635億円と3年連続で減少した。減少率は小さくなっており、カジュアルウェア専門店やECサイトなどでは売上を伸ばした。
レッグウェア市場規模(小売金額ベース)は、0.2%減の6270億円と微減となった。2015年はプレーンストッキングが好調に推移した。
靴下では、カバーソックスやショート丈ソックスが引き続き動いたが、前年に比べると売上に大きく貢献するほどではなかった。
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