ハウスウェルネスフーズ/2024年3月期100億円、乳酸菌事業に本格参入
2018年08月02日 15:55 / 商品
ハウスウェルネスフーズは8月2日、乳酸菌事業に本格参入すると発表した。
同社は2011年から乳酸菌を使用した飼料販売を手掛けており、現在の売上高は3億円程度となっている。
今回、自社開発した乳酸菌L-137を摂取すると免疫力が高まる実験結果が整ったため、乳酸菌事業に本格参入する。
2021年3月期に70億円、2024年3月期には100億円の売上を計画している。
現在、家畜の飼育や水産物の養殖では、抗生物質の使用が課題となっている。餌に薬を混ぜずに、免疫力を高めることができれば、抗生物質の使用削減にもつながる。
同社では、養鶏場の鶏と養殖のバナメイエビで、乳酸菌L-137を摂取すると免疫力が高まる実験結果を得た。
人に対しては、風邪に対する耐性が高まることや歯周病に対する耐性が高まるといった実験結果が得たという。
そのため、今期からBtoB向けの飼料市場のほか、BtoC向けの健康食品や機能性食品でも乳酸菌を活用した商品を投入し、乳酸菌事業に本格参入する。
広浦康勝社長は、「BtoC向けの乳酸菌商品はすでに多数あるが、免疫力という点では市場は完成していないと思う。今回、科学的に免疫力が高まる実験結果を得られたこともあり、乳酸菌事業を本格化する。免疫力をひとつのキーワードに新たな市場を開拓していきたい」と語った。
BtoB向け商品としては、飼料のほか、サプリメントの原材料供給も行う。
乳酸菌L-137を使用した商品は、加熱処理技術を使用しているため、常温での流通が可能であるため、新たな商品開発の可能性が広がるという。
8月13日には、通信販売向けの一般消費者向けの新商品を発売する予定だ。
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