ニトリ/リサイクル繊維使用のカーペット・ラグを拡大
2019年02月04日 11:38 / 商品
ニトリホールディングスはこのほど、環境に配慮したペットボトルのリサイクル繊維で作られたカーペット・ラグの取り扱いを拡大する方針を明らかにした。
ニトリHDは2018年5月、グループ会社のニトリ、ホーム・デコと共同で、タイのカーペット製造会社であるタイネゴロ社の全株式を譲り受け、100%子会社化した。
タイネゴロ社は、糸にペットボトルを原料にしたリサイクル繊維を使用し、環境に配慮をしたカーペットなどの敷物を、日本に提供をしている唯一の工場。
ペットボトル由来の再生ポリエステル綿を使用したカーペットの製造のほか、難燃剤、抗菌剤など特殊な機能を持つ再生ポリエステル綿を製造する。
また、顔料を使用し、汚水が発生しない環境にやさしい着色方法により綿を製造し、極細のナイロン糸を再生ポリエステル綿に巻きつけた特殊な“ラップ糸”でかさ高性の高い紡績糸を製造している。
ペットボトルを粉砕・洗浄処理を行い、PETフレークにしたものを粒状に加工したPETペレットを原料に使用しており、500mlペットボトル約100本でニトリの6畳カーペットを1枚製造できるという。
売場では、再生ポリエステル綿を主原料としたカーペットには「Neco」のロゴを添付し、環境に配慮した商品であることを打ち出す。
タイネゴロ社を100%子会社化したことで、リサイクル繊維を使用したカーペット・ラグの仕入れコストが低減したほか、子会社化によりNeco対応商品の取り扱い比率が子会社化前の2倍となった。
今後、2019年度末までに、2018年5月対比で取り扱い比率を3倍に拡大する方針だという。
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