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JR東日本/駅で回収したペットボトル活用「えきPET吸音材」開発

2023年09月20日 10:50 / 経営

JR東日本は9月19日、駅で回収したペットボトルを活用した「えきPET吸音材」を開発したと発表した。現在、サステナブルな社会の実現に向け、技術開発に取り組んでおり、今回、JR東日本環境アクセス、ビーエステクノ、三井化学と協業し「えきPET吸音材」を開発した。

<えきPET吸音材の概要>

「えきPET吸音材」は、駅で回収したペットボトルを含むリサイクル由来の原料比を約50%に高め、製造時のCO2排出を5%低減したのが特長。これまで、回収したペットボトルの処理フローは多様であり、繊維化に適したフローは定まっていないなど、課題があった。処理フローを見直すことで、トレーサビリティを明確化し、鉄道利用に向けたリサイクルが可能となった。その結果、リサイクル原料比を25%から50%に高めた。吸音板1枚につきペットボトル約35本分を含有している。

<リサイクルの概要>

えきPET吸音材は、鉄道設備で活用し、駅で回収するペットボトルのトレーサビリティを明確化することで、鉄道設備におけるリサイクルを推進し、サステナブルな社会の実現に取り組むという。

<トレーサビリティを明確化>

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