バレンタイン/チョコレートを買う男性、4年前から倍増
2020年02月07日 13:40 / 商品
国内1300社超が利用する日用品流通の情報基盤を運営するプラネットは2月7日、チョコレートに関する意識調査の結果を発表した。消費財や暮らしにまつわるトピックスを届ける 「Fromプラネット」の第127号として公表したもの。
バレンタインデーは、日本ではそもそも女性から男性にチョコレートを贈る日として定着したが、近年はそこから派生したイベントとして幅広い層に楽しまれている。今回、バレンタインに買うチョコレートについて聞くとともに、ふだん食べるチョコレートの嗜好も調査した。
バレンタインにチョコレートを買う予定があるかを聞くと、女性では「ある」が半数となった。これに対して、本来ならもらう立場にあるはずの男性でも1割強が購入すると回答した。
年代別に見ると、男性は20代・30代で特に高く、30代では約2割に達した。2016年の「Fromプラネット」Vol.31で「バレンタインにチョコレートなどをあげる予定があるか」と聞いた質問に対し、「あげる予定」と答えた男性は5%以下だった。今回とは質問内容が少し違うため単純に比較はできないが、バレンタインにチョコレートを買う男性はこの4年で2倍以上に増えた。
誰のためにバレンタインのチョコレートを買うのかを聞いたところ、男女ともに1位は「配偶者・パートナー」、次いで「自分」となった。男性も4人に1人以上が「自分」のためにチョコレートを買うことが分かった。意外にも、「意中(片思い)の相手」が、男性では5位に入っているのに、女性ではトップ10圏外となった。
さらに、女性では「異性の友人」(9位)よりも「同性の友人」(6位)が上位だった。既に親密な間柄の相手に親愛や感謝の気持ちを込めて、または自分へのごほうびとしてチョコを買う傾向が、女性はより強いようだ。
バレンタインにチョコレートをもらったらうれしい相手を聞いたところ、男性と女性とで興味深いギャップがあった。男女ともに1位は「配偶者・パートナー」、女性では2位「同性の友人」、3位「自分の息子」と続いた。やはり、女性は「異性の友人」(5位圏外)より「同性の友人」が断然上位となった。
これに対して、男性では、2位「異性の友人」、3位「意中(片思い)の相手」の順。「恋人(両思いの相手)」(5位)や「意中の相手」よりも「異性の友人」が上位だった。本命からのチョコ1つよりも、不特定の相手にモテたい、そんな男心がのぞいて見えた。
バレンタインのチョコレートの購入場所も聞いたところ、2016年の調査結果と比べて実店舗の「百貨店」「ショッピングセンター」「スーパー」が上位を占めている点で変化はなかった。
注目したいのは、インターネットでの購入で、2016年の調査では、選択肢が「インターネット通販」の1項目だけで、2割弱だった。今回は、4位に「洋菓子・チョコレートメーカーのオンラインショップ」、6位に「ネットショップ」が入り、ほかに「百貨店のオンラインショップ」を利用する人もいた。複数回答できるので数値は合計できませんが、インターネットショッピングのチャネルが増え、さらに定着してきた。
今回の調査は、プラネットによる調査企画をもとに、ネオマーケティングが1月10日~14日、インターネットで4,000人から回答を得た。2016年の調査結果は、ネットリサーチ「DIMSDRIVE」実施のアンケート「バレンタイン」(2016年1月8日~18日、4148人が回答)を使用した。
なお、調査については、未掲載のデータも提供できるので気軽に問い合わせして欲しいという。
■問い合わせ
プラネット広報部
TEL:03-6432-0482
koho-pr@planet-van.co.jp
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。