キリン/ハードセルツァー市場参入「スミノフセルツァー」発売
2022年03月03日 11:40 / 商品
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キリンビールは3月22日、英国大手酒造会社ディアジオ社が所有する、世界No.1プレミアムウオッカブランド「スミノフ」から日本初上陸となる「スミノフセルツァー オレンジ&グレープフルーツ」「同ホワイトピーチ」を、全国発売する。
アルコール分4%、各250ml缶で、CVS店頭実勢税込価格210円前後を想定する。2022年の販売目標数量は22万ケース(250ml×24本換算)を計画する。
ハードセルツァーとは、世界で話題のアルコール入りスパークリングウォーター。世界的に20~30代を中心に「すっきりした味わい」「おしゃれなイメージ」「かっこよさ」などが支持されている。
キリンビールとパートナーシップを結んでいるディアジオジャパンマーケティング部の須賀千晃氏は、「ハードセルツァーは、ウォッカを炭酸水で割り、ほのかな風味と炭酸水のような飲み心地の良さが特徴となっている。2016年以降、アメリカ、ヨーロッパを中心に急激に市場を拡大しており、2020年~2025年までの世界における年平均成長率は26%と予測されている」と市場を解説する。
日本国内でもハードセルツァーは、成長が期待できるカテゴリーで、2022年~2027年の年平均成長率は21.2%と予測されている。2027年には、2020年のRTDカテゴリー販売金額に対し、約11%の販売規模に成長し、金額ベースで約450億円の市場になると見込まれている。
日本国内においても、RTDは若年層に幅広く受け入れられており、過去4年間でRTDの飲用率は微増している。ハードセルツァーはアメリカで34歳以下の若年層に支持されているが、日本でも20~30代の若年層をターゲットにしている。
ノンアルコールでも果汁・フレーバー入り炭酸飲料が伸長しており、炭酸の爽快な刺激だけではなく、身近で手軽なリフレッシュドリンクとして多くのお客に受け入れられていることから、味覚の近い「ハードセルツァー」の市場拡大も期待できるという。
「スミノフ」は、ブランドが誕生した1864年以降、カクテル革命やクラブカルチャーでの「スミノフアイス」の発売など、常にその時代のターゲットに合わせた新しい飲用体験を創出し続けてきた。今回も「スミノフセルツァー」の発売を通じて、新しい飲用体験の創出を図る。
同社によると、「スミノフセルツァー オレンジ&グレープフルーツは、オレンジの香りとグレープフルーツの酸味のバランスが心地よい、爽快でスッキリした味わい。同ホワイトピーチは、さっぱりしたホワイトピーチが優しく香る、ほどよい甘さのスッキリした味わい」という。
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