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スーパー・コンビニのスイーツ/1位「シュークリーム」、スイーツ好きは愛媛県

2022年03月03日 11:30 / 商品

洋生菓子を製造・販売するモンテールは3月3日、「スーパー・コンビニ スイーツ白書2022」を発表した。

「スーパー・コンビニ スイーツ白書2022」は、2007年から毎年行っている「スーパー・コンビニエンスストアの洋生菓子」に関する経年変化の調査に加え、今年度は「47都道府県別のスイーツ事情」について調査・分析した内容などをまとめた。

<人気スイーツ1位は「シュークリーム」、スイーツ好き1位は愛媛県>

調査では、人気スイーツランキングで「シュークリーム」が1位となったほか、スーパー・コンビニのスイーツ好きが最も多いのは愛媛県、1日におやつを食べる平均回数では奈良県が1位になったことがわかった。

■人気ランキング1位「シュークリーム」、2位は「プリン」

スーパー・コンビニでよく購入するスイーツランキングの1位は「シュークリーム」(70.2%)、2位「プリン」(49.1%)、3位「エクレア」(39.8%)となった。「シュークリーム」と「プリン」は15年間、それぞれ1位と2位をキープしている。

<よく購入するスイーツランキングの1位は「シュークリーム」>

「シュークリーム」と「プリン」は、男女別の人気ランキングでも1位と2位だった。また、「シュークリーム」は、特に男性30代(80.9%)、40代(81%)から支持されていることがわかった。

<10代の女性では「プリン」が1位>

3位の「エクレア」は、男性のランキングで3位(42.5%)、女性のランキングでは4位(37.3%)だった。女性の3位には「ロールケーキ」(39%)がランクインした。また、性年代別に見ると、「シュークリーム」が圧倒的な人気の中、10代の女性では「プリン」(64.1%)が1位を獲得した。

■食感は、男性が「ふわふわ・ふんわり」、女性は「なめらかな・とろーり」を好む

魅力を感じるスイーツの食感では、「なめらかな」(39.5%)が、2015年から7年連続の1位となった。

<スイーツの食感は「なめらかな」が2015年から1位を獲得>

男性は2位に「ふわふわ」(30.7%)が入った。2021年(23.9%)から6.8ポイント増加し、8位からランクアップした。3位は「ふんわり」(29.2%)で、白書では「ふわふわ・ふんわり」の食感が男性に注目されていると分析している。

一方、女性の2位は「とろーり」(37%)で、2021年(33.6%)から3.4ポイント増加し、9位からランクを上げた。その結果、去年の1・2位だった「ふわふわ・ふんわり」と代わり「なめらかな・とろーり」の食感が女性に人気となっているという。

■97%がスーパー・コンビニのスイーツを自宅で食べる

スーパー・コンビニのスイーツを食べる場所については、97%の人が「自宅」と回答した。また、2009年以降は、自宅で食べる人がほとんどであることもわかった。

<ほとんどの人が自宅でスイーツを食べている>

2位は「職場」(11.5%)で、2021年に続き減少傾向で過去最低となった。コロナ禍の影響がうかがえるという。

■スイーツを食べる時間帯は、男性が「夜」、女性は「午後」が多い

スーパー・コンビニのスイーツを食べる時間帯は「午後」(49.6%)が最も多く、次いで「夜」(39.3%)、「夕食時」(22.8%)となった。「夜」に食べる人の割合は2021年(38.4%)より上昇しており、2019年以降で割合を伸ばしている。

<スイーツを食べる時間帯で最も多いのは「午後」>

また、男性は、夜にスイーツを食べる割合(48%)が高い一方、女性は、午後にスイーツを食べる割合(55.2%)が高いことがわかった。女性の約4人に1人は、昼食時にスイーツを食べており(23.9%)、男女でスイーツを求める時間帯には違いがあるとしている。

■購入場所は「ドラッグストア」の割合が増加

スイーツを購入する場所については、1位「スーパー」(60.4%)、2位「コンビニエンスストア」(53.3%)を始め、トップ5は2021年と同じ順位だった。「スーパー」は、8年連続で1位の獲得となった。

<購入する場所は「スーパー」がトップ、2位は「コンビニエンスストア」>

調査からは例年同様にスイーツの購入では身近なスーパーやコンビニを選ぶ人が多かったものの、2021年よりも「スーパー」は7.1ポイント、「コンビニ」は5.1ポイントと購入率が減少した。

代わりに、2014年は4.2%だった「ドラッグストア」が、今回は10.7%と過去最高の割合となった。ドラッグストアで食料品などの取り扱いが多くなり、スイーツも購入できるようになったことの影響が考えられるという。

<「スーパー」での購入率は減少傾向>

また、調査を開始した2014年からの推移では、「スーパー」での購入率は、8年間で最も少ない割合となったが、男性(53.7%)、女性(67.1%)ともに、最も多くの人がスイーツの購入に「スーパー」を選んでいることも明らかになった。

■スーパー・コンビニのスイーツ好き1位は「愛媛県」

「47都道府県別のスイーツ事情」の調査・分析については、スーパー・コンビニのスイーツ好きの割合が最も多い都道府県の1位は「愛媛県」(99.5%)という結果になった。スーパー・コンビニのスイーツが好きと回答した人(95.1%)の中で割合がトップだった。

<スイーツ好きが多い都道府県では西日本の県が上位にランクイン>

2位は「広島県」(98.5%)、続いて「和歌山県」「香川県」「大分県」(97.5%)が同率3位となり、トップ5に西日本の県が並んだ。

<エリア別では「中国・四国」がトップ>

エリア別に見ると、1位は「中国・四国」(96.4%)、2位は「九州・沖縄」(95.8%)で、都道府県別の結果と同様、比較的暖かい地域でスイーツ好きの割合が高い結果となった。

■おやつを食べる平均回数の1位は「奈良県」

1日のうちにおやつを食べる平均回数は、奈良県(1.44回)が最も多く、次いで秋田県(1.37回)だった。

<1日のうちにおやつを食べる平均回数のトップ6>

3位は「岐阜県」(1.34回)、4位には「福島県」「東京都」「京都府」が1.32回で同率ランクインした。一方、最もおやつの回数が少ないのは「おやつを食べない」という回答が多かった「岩手県」(1.06回)だった。

■スーパー・コンビニエンスストアの洋生菓子(スイーツ)に関する調査・調査概要
実施時期:2007年~2021年まで毎年実施
調査手法:インターネット調査
調査対象:16~64歳の男女約1000 人

■47都道府県別のスイーツ事情に関する調査
実施時期:2022年1月17~19日
調査手法:インターネット調査
調査対象:47都道府県より約200人ずつ、合計9391人、3カ月に1回以上スーパー・コンビニスイーツを購入する人

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