三越伊勢丹/22秋冬メンズは上質なベーシックアイテム、こだわりコスメで訴求
2022年06月28日 18:42 / 商品
- 関連キーワード
- 三越伊勢丹
三越伊勢丹は6月28日、「ISETAN MEN’S 22FW PRESS REVIEW」を開催した。
今年の秋冬のイセタンメンズ注目カテゴリーを発表。ビジネスにもプライベートにも対応できるジャケット、シャツなど上質なベーシックアイテム、プライベートでも着られるゴルフウェア、ファッションのように楽しむコスメ、こだわりの靴などを提案する。
コロナ禍による生活様式の変化に対応するべく、各種SNSでも人気のアイテムを拡充、インフルエンサーなど生活者との双方向コミュニケーションを生かした商品展開を行っている。自宅生活が長い中、気分転換にフレグランスを楽しむことを覚えた男性、コロナ禍でゴルフを始めたがファッション性の高いアイテムを求めている顧客に向け、ライフスタイルトレンドを紹介した。
メンズテーラードクロージングは今年3月にリニューアルし、スーツからファニシングまで、世界中の逸品を集めたフロアへと生まれ変わった。
2022年の秋冬では「Mix The Basic」をコンセプトに、コロナ禍で出社が減り、オーソドックスなスーツスタイルより好まれるようになった、ビジネスでもプライベートでも着られるジャケットなどをそろえた。
同社によると、出社機会が減り、ジャケットを着るシーンが減ったからこそ、ベーシックなアイテムはより上質なものを求める生活者の嗜好を取り入れた。スエットにも合うがカジュアル過ぎない「LA SCALA(ラスカーラ)」(約10万円から)、「TAILOR CAID(テーラーケード)」のブレザーなどを提案する。
メンズオーセンティックでは、創業120年を迎えるオンワードグループの「J.プレス」と伊勢丹新宿店の協業によって誕生したアップサイクルプロジェクト「J.プレス グリーン」第4弾アイテムを販売する。オンワードのデッドストック生地を使用することで、SDGsにも配慮したブレザー(約6万円から)、共生地のキャップなどを発売予定だ。
「ブルックス ブラザーズ」からは、1980年代頃まで使用されていた6ボタン仕様の復刻ボタンダウンシャツ(税込み2万900円)投入で、既存顧客の手堅いニーズを狙う。
メンズ館1階は今年2月16日にコスメティクスとプロモーションスペースを拡大し、リフレッシュオープンした。今まで百貨店との接点が少なかったミレニアル世代をはじめとする顧客層へのアプローチを目指した改装で、コスメティクスを強化、売り場面積も2倍となった。
秋冬のコスメティクスは、ファッション感覚で香りを楽しむ若年層などに向け、フレグランスを強化している。男性でも韓国コスメへの注目度が高いことから、韓国ブランド「ノンフィクション」のフレグランス(1万4410円)、ボディーローション(4180円)、ボディーウォッシュ(4180円)を導入。英国発の老舗ブランド「ペンハリガン」からは、モータースポーツイベントにインスパイアされた「スポーツカー クラブ オードパルファム」(2万8050円)が登場する。
9月開催予定の「ISETAN 靴博2022」は、昨年5000人を動員したイベントで、今年で3回目となる。今年は「ジョンロブ」「レ ユッカス」など人気ブランドがそろう。ビンテージシューズショップ「SAFARI」も出店し、象やエイ革など今では手に入りにくいシューズが約150足展開予定となっている。
同社によると、「靴博」はインスタグラムの革靴アカウントなどでも盛りあがるコンテンツ。昨年は革靴アカウントのオフ会を実施したり、生活者からバイヤーにダイレクトメッセージが届いたりすることで、従来より生活者の声を取り入れた商品展開、SNSプロモーションなどを心がけているという。
さらに、イセタンメンズでは、ライフスタイルの変化にともなうゴルフ市場の高まりを受け、今年3月にパークシティイセタン5の2階にゴルフセレクトショップ「ダブルイーグル」と伊勢丹の強みであるコンテンツ力を生かした新業態「ダブルイーグルパワードバイイセタン」をオープンした。
今春、新宿には「Alpen TOKYO(アルペントーキョー)」が出店。新宿タカシマヤもゴルフ売り場を拡張しており、新宿はゴルフ激戦区となっている。秋冬では、ファッションの伊勢丹の強みを生かした百貨店初出店「ルシアン ぺラフィネ」をはじめ、伊勢丹新宿店限定や新宿エリア初登場といったワンランク上のウェアと雑貨が登場する。
キャディーバッグのカスタムなど、人とかぶらないアイテムを注文できるのも特長となっている(約15万円から)。
※各商品の価格は変更の可能性あり。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。