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キリン/クラフトビール市場で存在感高める、白ビールの新製品投入

2022年08月02日 14:50 / 商品

キリンビールは9月13日、クラフトビールブランド「SPRING VALLEY(スプリングバレー)」から「SPRING VALLEY シルクエール<白>」の缶商品(350ml税別248円、500ml330円、アルコール分5.5%)を発売する。8月2日商品説明会を開催した。

<クラフトビールの魅力を生活者に発信と佐藤部長>
佐藤部長

同社は、クラフトビールを「おいしさにこだわった造り手の感性と創造性が楽しめるビール」と考えており、 ビールの魅力化・市場の活性化に向け、 2021年3月にクラフトビールブランド「SPRING VALLEY(スプリングバレー)」を立ち上げた。看板商品の「SPRING VALLEY 豊潤<496>」は、家飲みのプチぜいたく需要などを取り込み、好評を得ている。

<左:SPRING VALLEY シルクエール<白>>
SPRING VALLEY

同社調べによると、2021年のクラフトビール市場は前年比約1.6倍に伸長しており、ビール類市場における構成比は初めて1%を突破、約1.5%に成長している。また、2021年の市場増分の約8割を「SPRING VALLEY 豊潤<496>」が占めるなど、同ブランドはクラフトビール市場で存在感を高めている。

今回、新しいビールのおいしさを提案する目的で、ブランドの2本目の柱となる「SPRING VALLEY シルクエール<白>」を発売。2022年の同商品の販売予定数は約50万ケース(6500キロリットル)、2022年「スプリングバレー」ブランド計(缶)約210万ケースを目標としている。

事業創造部の佐藤勇部長は、「ビール市場が減少する中、クラフトビールは成長を続けている。SPRING VALLEY シルクエール<白>などクラフトビールの新製品の継続投入、広告・SNSでのピーアール、サンプリングなどさまざまな手法を用い、同シリーズとクラフトビールの魅力を生活者に発信することで、飲用体験を多様化。シェア拡大だけでない、ビール市場の開拓を推進する。そして、2027年ビール類市場におけるクラフトビール市場構成比4%超を目指す」と意気込みを語った。

「SPRING VALLEY シルクエール<白>」は、「SPRING VALLEY 豊潤<496>」、一般的なピルスナータイプのビールとの味わいも大きく異なる白ビールスタイルを採用した。田山智広マスターブリュワーは「白ワインのようなかぐわしい香りを演出する飲みやすいビール。白ビールらしさが伝わりやすい液色に仕上げた。すっきりした味わい、クリーミーな泡が楽しめる」としている。

<白ビールらしい液色にこだわったと田山氏>
白ビールらしい液色にこだわったと田山氏

普段ビール、クラフトビールをあまり飲まない人でも楽しめ、食事にも合わせやすい味覚を追求した。無ろ過で仕上げたにごりのある液色で、小麦麦芽を使用することで実現したきめ細かなふわとろの泡、まろやかな口当たりが特長だという。

ニュージーランド産の希少ホップ「ネルソンソーヴィンホップ」を一部使用している。

缶商品の発売に先行して、8月8日からは「Tap Marche(タップ・マルシェ)」(3リットルペットボトル)、「スプリングバレーブルワリー」直営店(15リットルたる)でも提供を開始する。

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