無印良品／再生素材を使用したアウターを発売

2023年09月15日 11:10 ／商品

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無印良品を展開する良品計画は9月12日から順次、生産工程で出た端切れや使われない糸、回収された製品を再生素材として使用した「軽量ノーカラーダウンベスト」を含むアウター35アイテムを全国の無印良品とネットストアで発売した。

＜商品の一例＞

無印良品は1980年の誕生以来、3つの視点「素材の選択」「工程の点検」「包装の簡略化」を守りながら商品をつくり続けている。「資源を無駄にしない」という考えをもとに、服の生地を裁断する際に発生した端切れなど、一般的には廃棄される部分を糸に再生し、生地化、製品化を行っている。

これまでも再生ナイロンや再生ウールを使用した商品を販売してきたが、この2023年秋冬シーズンでは、側生地に再生ナイロンを使用したダウンベストや再生ポリエステルを使用したボアフリースジャケットなどを展開する。また、再生ナイロンを使用したダウンマフラーなどの服飾雑貨アイテムも販売する。自然とのより良い関係を考え、地球資源の循環化および環境負荷低減、廃棄物削減を目指して、できることから取り組みを進める。

「再生ナイロン」は、ナイロン糸の生産工程で出る糸くずを集めて洗浄、粉砕後、再び溶かして、ナイロン糸に再生した。主にダウンに使用した。「再生ポリエステル」は、回収されたペットボトルを洗浄、粉砕後にチップ状にして、ポリエステル糸に再生した。主なアイテムはボアフリース、ダウン。「再生ウール」は、回収されたウール製品を裁断、粉砕し、再び紡績したウール糸で生地を織り上げた。複数の色が混ざり合った奥行きのある色合いと素朴な風合いが特長で、主にジャケット、コートに活用した。

現在、「感じ良い暮らしと社会」の実現に向けて、生活の基本を支える商品・サービスを拡充しており、衣料品では季節に合わせた着心地の良いベーシックな衣料品を展開している。2023年秋冬シーズンは、洗濯機で洗えるニットやアウター、温かい素材のボトム、再生素材を使用したアウターなど、寒い季節を快適に過ごす仕様と環境配慮の2つを両立した商品群を展開している。

今後も「感じ良い暮らしと社会」の実現に向けて、天然素材の活用や環境負荷の低減を考慮した商品開発を進めるという。

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