ジョイフル/春夏の新グランドメニュー4/1発売
2025年03月26日 17:37 / 商品
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ジョイフルは4月1日、春夏の新グランドメニュー、新ランチメニューの販売を開始する。3月26日、メディア向け発表会を開催した。
<ハンバーグを試食する秋山氏>
「明太子をたっぷり使ったスパゲティ」(税別769円)、チーズインハンバーグの中身を5種のチーズに変えた「5種チーズのとろ~りチーズインハンバーグ」(669円)、初の正統派そばメニュー「野菜かき揚げのぶっかけおろしそば」(699円)の3品に加え、お得にお腹を満たせる倍盛りメニューやデザート、野菜とたんぱく質が摂れるサラダなどの商品も充実している。
なお、発表会にはゲストとして、お笑いトリオ「ロバート」のメンバー・秋山竜次氏が司会者に扮した衣装で登場。ジョイフルの新商品No.1を決定する「JOY-1グランプリ」総合司会・試食・審査員を一人で兼任するキャラクターを演じ、ジョイフルの商品開発メンバーとトークを交えながら新メニューを紹介した。
<明太子をたっぷり使ったスパゲティ>
「明太子をたっぷり使ったスパゲティ」には、福岡県の企業・やまやコミュニケーションズのブランド「食卓のやまや」の切れ子をふんだんに使用。2種類の明太子とバターで仕上げたクリーミーな味わいが楽しめる。
今までジョイフルで販売していた明太スパゲティは、顧客の支持を元々集めており、なかなかリニューアルの機会がなかった。一つ上のステージに行きたいと考え、新たに開発したという。
同商品について秋山氏は「まるごと明太子が乗っている商品は滅多になく、明太の量が半端ない。プチプチ感がすごい、もはや明太がたまたまパスタを連れてきたみたいなノリになっている。明太を食べたいなと思っている方はこれを選ぶべき」と評した。
<5種チーズのとろ~りチーズインハンバーグ>
「5種チーズのとろ~りチーズインハンバーグ」は、直火焼きチーズインハンバーグの中身を8年ぶりに変えた一品で、チェダー・ゴーダ・クリーム・カマンベール・マスカルポーネの5種をブレンドしている。
チーズの柔らかさが特徴だが、焼いてる最中にハンバーグの中身があふれ出ない固さに調整するのに苦労を重ねたという。「(ハンバーグを)切ってるけど、鉄板に(チーズが)焼き付く感じにならない。ちゃんとチーズと肉を楽しめる」と秋山氏は語った。
<かき揚げを食す秋山氏>
「野菜かき揚げのぶっかけおろしそば」は、釜揚げしらす丼とのセット(939円)も用意している。ジョイフルにはこれまで九州の土地柄上うどんメニューが多く、初の正統派そばメニューになるという(そばを用いたメニュー自体は20年以上前にあった)。
かき揚げは、サクサクになるような薄い衣にこだわった。秋山氏によると「すごいサクサク、ちゃんとサクッとしているしダマになっていない」という。
<秋山氏と穴見社長>
なお、ジョイフルは2月28日現在、九州・沖縄エリアを中心に全国608店舗を展開している。コロナ禍を機に既存店舗のリニューアルを順次実施しており、2025年の6月期までに一通りのリフレッシュが終わる予定。次の7月以降、全国の空白地帯を中心に出店を広げたい考え。コロナ禍で閉めた店もあることから、多店舗展開済みの県でも出店を続け、ドミナントも加速させる。
顧客とのタッチポイント拡大にも努めていく。2024年には「渋谷パルコ」でポップアップストアを開催。関東の人で出店を望む声が多いことが分かった。ジョイフルが拠点とする九州出身で上京している顧客も訪れ、懐かしい思い出に足を運んだ人もいたという。
また、子会社ジョイフル商事を通じて冷凍食品も販売しており、スーパーなど小売業への販路も広げている。
採用面では、外国籍の正社員採用も開始した。2025年4月入社予定の新入社員50人のうち3分の2は外国籍だという。国籍問わずにジョイフルで働ける人が増えるよう、英語対応テキスト・Webページの作成などにも対応した。
店舗DX面では、モバイルオーダーシステムを始め、これまでになかった取り組みを進めている最中だ。
取材・執筆 古川勝平
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