ミニストップ/消費期限偽装が25店舗に、厨房110番設置など再発防止策を発表
2025年09月01日 16:31 / 商品
ミニストップは店内で製造・販売したおにぎりなどで消費期限の表示偽装があった問題を受け、9月1日に調査結果と再発防止策を発表した。
ミニストップ全店の1786店舗を調査した結果、25店舗で表示偽装があった。
対象商品は手づくりおにぎり、手づくり弁当、店内加工惣菜で合計約70品目に上る。
再発防止策として、全従業員への再教育実施や社長直轄の品質管理専任担当者の配置に加え、従業員が店内加工などについて相談できる窓口「厨房110番」を新設し、内部通報体制を強化する。
さらに時間帯別製造計画に合わせて稼働するラベル発行機の導入、店内加工マニュアル通りに製造されているかを確認する厨房内カメラの新設などを実施する。
これらの取り組みや機器の運用が徹底できたことを確認した上で、販売再開を行うという。
ミニストップでは、店内厨房(ちゅうぼう)で製造した商品において、本来であれば製造後すぐに消費期限が記載されたラベルを貼付し販売すべきところを、一定時間ラベルを貼らずに消費期限を延長して販売していた。
8月9日に全店で手づくりおにぎり・手づくり弁当の製造を中止。調査を続けた結果、8月16日までに23店舗で消費期限の表示偽装を確認。8月18日には店内加工惣菜の製造も中止し、調査を続けたところ新たに2店舗で同様の不正が判明し、対象店舗は合計25店舗となった。
■消費期限の表示偽装があった店舗(9月1日時点)
埼玉県:東松山六反町店・東浦和店・川口新堀店
東京都:葛西トラックターミナル店・足立トラックターミナル店
愛知県:名古屋つつじが丘店・名古屋小塚店
京都府:久御山町田井店・田辺中央店・嵐山駅前店
大阪府:吹田清水店・茨木藤の里店・茨木彩都あさぎ店・寝屋川上神田店・東大阪若江北町店・大阪諸口5丁目店・門真柳田町店・大阪浜2丁目店・北堀江店・東大阪衣摺店・大蓮東3丁目店
兵庫県:川西見野2丁目店・川西西多田店
福岡県:福岡八田1丁目店・福岡香椎浜4丁目店
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。