セブンイレブン/都内でIYネットスーパー「受取りボックス」テスト設置
2020年03月04日 15:00 / EC
セブン&アイ・ホールディングスは3月4日、都内のセブン‐イレブン2店で「冷蔵・冷凍・常温」の温度帯に対応した「受取りボックス」のテスト設置を開始したと発表した。
イトーヨーカドー ネットスーパー(IYネットスーパー)で注文した商品が、セブン‐イレブン店舗に設置された専用の「受取りボックス」に温度帯別に保管され、ライフスタイルに合わせた時間に受け取れる取り組み。
事業者と顧客を結ぶ最後の区間である「ラストワンマイル」の新たな施策として導入する。冷蔵・冷凍・常温の3温度帯に対応した受取りボックスの設置は、セブン-イレブンで初めて。
注文者は、注文完了メール内に記載された「専用の番号」を「受取りボックス」のディスプレイ画面に入力し扉を開け、商品を受け取る。
これにより、自宅で荷物の到着を待つ時間が不要となり、外出時や帰宅時にも受け取れることで顧客利便性が向上し、配達の効率化も図ることができる。
注文対象店舗は、「イトーヨーカドー ネットスーパー西日暮里店」。受け取り店舗は「セブン‐イレブン荒川南千住3丁目店」、「セブン‐イレブン荒川町屋5丁目店」となっている。
現在、IYネットスーパーは2時間ごとに配送時間を指定できるが、配送時間帯に在宅する必要があることが課題となっていた。受取りボックスを導入することで、顧客の都合の良い時間に、近くのセブン-イレブンに商品を取りに行け、より利便性が向上する。
また、コンビニエンスストアは客数減少が課題となっているが、セブン-イレブンで販売しない生鮮食品の受け取り拠点となることで、IYネットスーパーからリアル店舗の「セブン-イレブン」に送客することも可能となる。
同時に、イトーヨーカ堂は、受取りボックスを活用することで、新たな生鮮食品の販路として、IYネットスーパーを強化することができる。Iyネットスーパーでは、先月から西日暮里店限定で、お客の自宅に置き配で商品を届ける新しい取り組みも開始。より利用しやすいネットスーパーを目指している。
今回、受取りボックスを設置した2店舗は、いずれもフランチャイズ加盟店で、受取りボックスを設置することで、月額の受取りボックス設置料を収入として得ることができる。商品受け取りは、顧客自身が行うため、加盟店の作業は増えない。
人手不足が深刻化する中、加盟店の店舗作業を増やさず、来店客数と加盟店収益を向上させる施策として期待しているという。
まだ、実験段階の施策であり、今後の展開は未定となっている。
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