LOHACO/オートロック式集合住宅向けに「置き場所指定配送」開始
2022年06月06日 12:35 / EC
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アスクルが運営する一般消費者向け(BtoC)インターネット通販サービス「LOHACO(ロハコ)」は6月6日、受注分から、オートロック式集合住宅向けに置き場所指定配送を開始した。
物流子会社ASKUL LOGIST(アスクルロジスト)が配送する東京都世田谷区で、ライナフが提供するエントランス用スマートロック「NinjaEntrance(ニンジャ・エントランス)」を導入済の集合住宅を対象にサービスを提供する。アスクルロジストの配達員が専用端末と荷物を連携することで、エントランスのオートロックを解錠し、お客の自宅の玄関横まで荷物を届ける。まずは、東京都23区内で総住戸数が多い世田谷区から開始し、今後順次対象エリアを拡大する予定だ。
アスクルロジストが届ける荷物のうち、置き場所指定配送で、自宅の玄関横までの配送を希望するお客は、注文時に受け取り方法選択画面で「置き配・玄関横」を選択する。指定の配達日に、アスクルロジストのドライバーは、専用端末アプリと対象荷物を連携し、エントランスのオートロックを開錠し、お客の自宅の玄関横まで届ける。玄関横まで荷物を配達したドライバーは、写真つきメールでお客に配達完了を知らせる。
コロナ禍で日用品ECの利用率が高まり、感染防止策を講じたさらなる安心・安全な配送へのニーズが高まるなか、LOHACOは2020年から、置き場所指定配送サービスを提供している。しかしながら、オートロック式集合住宅では備え付けの宅配ボックスへの配達に留まり、置き場所指定配送を選択したお客は、LOHACOが扱う重くてかさばる日用品を宅配ボックスから自宅に運んでいる状況があった。
今回、このようなお客の負担を解消すべく、オートロック式集合住宅への置き場所指定配送サービスを開始することになった。サービスは、ライナフが提供するエントランス用スマートロック「NinjaEntrance」を導入済の集合住宅を対象に行う。「NinjaEntrance」は、オートロックエントランスの鍵をデジタル化して遠隔で解錠できる仕組みで、置き場所指定配送の対象荷物を配達するドライバーが、一時的にオートロックエントランスを解錠できる入館方法を実現する。
アスクルは、今後も「エシカルeコマース」として社会課題を解決するサービスを進化させ、データやテクノロジーを活用したビジネストランスフォーメーションを実現するという。
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