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神戸市×ウーバーイーツ/飲食店の売上減にデリバリー支援で連携

2020年04月10日 13:45 / 行政

神戸市とUber Eatsは4月10日、事業連携協定を締結し、デリバリーサービス「Uber Eats」を活用した飲食店支援策「Uber Eats+KOBE」を実施すると発表した。

同取組みによって、飲食店に対しては、売上げ減少分をデリバリーによる売上げ増で補てん。就労者に対しては、ライフスタイルにあわせて柔軟に働ける配達パートナーという働き方を通じた収入の確保を目的とする。

<飲食店の売上減にデリバリー支援で連携>
飲食店の売上減にデリバリー支援で連携

支援対象は、市内における中小規模の飲食店(店舗数が20店未満に限る)560店舗と新規参加店となる。

具体的には、Uber Eatsでは、対象飲食店の初期手数料を当面の間支払い免除する。

また、注文者がUber Eatsのアプリ内で受けられる割引(プロモーションキャンペーン)について、通常時においては対象飲食店が負担する費用(注文1件あたり100~500円)を4月13日~5月10日助成する。

対象飲食店のUber Eatsの「お持ち帰り」サービス利用にかかる手数料を3か月間、約4割減免する。

これまで市内6区(東灘区、灘区、中央区、兵庫区、長田区、須磨区)だったサービス提供エリアを拡大し、北区、垂水区、西区において「お持ち帰り」(店頭でのテイクアウト)のサービスを開始。感染拡大防止の観点から、説明会からサービス導入までオンラインで完結する仕組みを構築することを検討している。

神戸市は、注文者がUber Eatsのアプリ内で受けられる割引(プロモーションキャンペーン)について、通常時においては対象飲食店が負担する費用(注文1件あたり100~500円)を5月11日~7月12日まで助成する。

「プロモーションキャンペーン」とは各飲食店が設定したキャンペーン(割引)コースに応じて、注文者が1件あたり注文1000円以上で100円~500円の割引を受けることができるキャンペーンとなっている。

同事業をPRすることで、市内の就労者が配達パートナーという働き方を検討する機会につなげたい考えだ。

家庭に対しては、家事や家計の負担軽減や、利便性・食卓のバリエーション向上といった効果が期待でき、市民の暮らし、経済活動を維持する一助になればと考えている。

実施期間は4月13日~7月12日までの3カか月間を予定しているが、状況を見ながら期間の延長も検討するという。

さらに、配達パートナーと注文者が接触することなく商品の受け渡しが行える「置き配」機能をアプリに追加。レストランパートナーと配達パートナーに対し、コロナウイルスの拡散を防ぐための基本的な注意事項を、アプリ内のメッセージとして送り、注意喚起を引き続き行う。

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