流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





ティファナ・ドットコム/AI接客・窓口システム、秋葉原ラジオ会館に導入

2017年08月02日 12:56 / IT・システム

ティファナ・ドットコムは8月1日、自社が提供する人工知能(AI)接客・窓口システム「KIZUNA(絆)」を搭載したAI案内係「あみこ」を「あみあみ秋葉原ラジオ会館店」に導入したと発表した。

<AI案内係「あみこ」>
AI案内係「あみこ」

大網が運営するホビー通販サイト「あみあみ」の新店舗である「あみあみ秋葉原ラジオ会館店」に導入したもの。

AI案内係「あみこ」は、ティファナ・ドットコムの人工知能(AI)接客・窓口システム「KIZUNA(絆)」を搭載し、広い店内にある300種類以上の商品を音声やテキストで会話しながら案内することができる。

日本語と英語に対応し、「フロアマップが見たい」「クレジットカードは使えますか?」「返品したいです」「店頭予約品の受け取り場所はどこですか?」「営業時間は?」「トイレはどこですか?」といった質問に対応する。

そのほか、「こんにちは!」「可愛いですね!」「好きなアニメは?」「何歳?」など、キャラクターに関する日常的な質問・問いかけに対応できる。

店舗オープン時は、「あみこ」へ質問された数は、452件に対し回答有数は352件、正答率としては、77.8%と8割近くの回答を実現したという。

現在、対応できる質問は、フロアの案内、営業時間の案内、会計についての案内、予約・キャンセルに関する案内など。

商品に関する案内は、フィギュアという商品の特性上、在庫が少ないかつ商品の入れ替えが激しいので、案内が難しく、これから対応する。

将来的には、リアルタイムに商品の在庫管理と連携させ、別店舗に在庫があればそちらへ誘導するなど、データベースと連携させた接客を目指す。

また、大網のWebサイトにも設置し、多言語に対応したWeb接客でネットにいるインバウントユーザーをターゲットに展開する。

秋葉原店では、2カ国語のみに対応するが、KIZUNAは日本語・英語・韓国語・中国語に対応している。今後、対応言語は16カ国語まで拡大する予定だ。

導入コストは、初期費用90万円、質疑応答のパターン数に応じて月月38万円から利用できる。

「KIZUNA(絆)」を導入することで、外国語対応スタッフや販売スタッフ、相談窓口スタッフなどの人手不足解消も期待できるという。

8月には、大手チェーン店飲食店の本社に導入する予定だ。

11月下旬には、セブン&アイ・ホールディングスが愛知県で開業する商業施設「プライムツリー赤池」に配置する人体型ロボットアクトロイドに、KIZUNAを搭載し、AI接客を行う計画だ。

年内には、10店程度にAI接客を導入する予定だ。

■問い合わせ
ティファナ・ドットコム
AI戦略室 横山洋太
TEL:03-3468-5661
yokoyama@tifana.com

■KIZUNA(絆)
https://www.tifana.com/kizuna/

関連記事

IT・システム 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧