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ニューデイズ/動画のOJTシステム全店導入、研修時間3割削減目指す

2019年01月17日 15:20 / IT・システム

JR東日本リテールネット(Jリテール)はこのほど、エキナカコンビニ「NewDays(ニューデイズ)」全店舗に、動画クラウドOJTシステム「ClipLine」を導入した。

動画視聴、ロールプレイング、確認テストを組み入れた効率的なプログラムで研修時間の3割削減を目指す。

<ニューデイズ>
ニューデイズ

「ClipLine」は本社と店舗を双方向の動画(クリップ)でつなぐクラウドOJT。

システムを提供するClipLineによると、多店舗展開ビジネスを営む企業の多くが悩む「指示が正確に伝わらず実行されない」「店舗間のサービス品質にバラつきが生まれる」という2つの課題を、クラウドと動画を活用することにより現場にいなくても、まるで目の前にいるかのように双方向のやりとりで教育することで、労働生産性向上や働き方改革を促進する。

Jリテールは、働ける時間帯、働ける日数などが異なる新規採用者の育成スピードを向上させ、円滑な店舗運営を図るため、一人ひとりのスケジュール、理解度に合わせ学習できるClipLineの導入を決定した。

新規採用者全員に集合研修で実施していた基礎教育をClipLineへ置き換え、随時店舗で一人ひとりの勤務、学習スピードに合わせた研修を実施。

「読んで覚える」のではなく「見て、実際にやって学ぶ」動画を教材にするため、外国人従業員でも学習しやすい環境となり、母国語対応(テロップ等の表示)も併せて行うことで、動画でのニュアンスに加え、より深く学習できるという。

<ClipLineの利用イメージ>
ClipLineの利用イメージ

「ClipLine」は、個別学習のため、面接から研修までの研修期間を個人に合わせて実施することができ、理解できるまで何度でも繰り返し教材を閲覧でき、接客や機器操作など特定の不得意分野がある場合、必要なところだけ学習できる。

そのため、新規採用者を早期に戦力化できる。

サービスの特徴とされていた無形性、消滅性、同時性、変動性という制約を取り払い、共通教材により、トレーナーによる研修内容のバラツキが解消され、サービスの均質化も目指せる。

6カ国語(日本語・英語・中国語・ベトナム語・ネパール語・ミャンマー語)に対応し、外国人従業員の学習スピード向上、より深い学習効果も期待できる。

映像音声クリップを利用することで、今まで無形と言われていたオペレーションを見える化し、対面指導が当たり前だったOJT教育を非対面にすること、複数店舗を管轄しているマネジメントの臨店を不要にすること可能だ。

■ClipLine
https://clipline.com/service/

■ClipLineサービス紹介動画
https://vimeo.com/107560372

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