NTTドコモ/スマホで肌診断、三越伊勢丹の化粧品ECと連携
2019年05月17日 15:30 / IT・システム
NTTドコモとソニーネットワークコミュニケーションズは5月16日、スマートフォンのカメラで顔を撮影するだけで簡単に肌の状態を解析し、日々の生活と肌の状態との関係をわかりやすく見える化する「FACE LOGTM(フェイスログ)」を共同開発し、6月から提供開始すると発表した。
同日、NTTドコモは2019年夏新サービス・新商品発表会を開催し、新サービスの概要を吉澤和弘社長が説明した。
吉澤社長は、「若い方は健康に関心があるが、自分でアクションを起こすのは難しいと考えている。そこで、スマホで簡単に肌診断でき、状態に合わせたアドバイスも提供する。今後、三越伊勢丹の化粧品のオンラインストアとも連携し、お客様にあったスキンケア、化粧品などを提案していく」と述べた。
「FACE LOG」は、専用の機器を使うことなく、手持ちのスマートフォンのカメラで顔全体を撮影するだけで、「肌年齢」「しみ」「しわ」「くま」「毛穴」「肌の色み」の6項目の状態を知ることができるサービス。利用料金は無料となっている。
ソニーの肌解析サービス「BeautyExplorer(ビューティーエクスプローラー)」のアルゴリズムを活用することにより、簡単な操作で高精度な解析を行う。
また、睡眠や食事などを記録することで、生活と肌の状態との関係をグラフやレポートで示し、どのような行動が肌に影響したのかに気づくことができる。
加えて、「毎日1リットル水を飲もう」「1週間、毎日6時間以上睡眠をとろう」など、肌への効果が期待できる生活習慣を提案し、取り組んだ後の肌の状態の変化を確認することが可能になっている。
「FACE LOG」の利用をきっかけに、健康に目を向ける機会の少ない若い世代にも、意識せず健康に近づくような習慣を支援する。
さらに、「FACE LOG」のデータをドコモのヘルスケアクラウドに蓄積し、お客の同意のもとでパートナー企業と連携することにより、新たな価値を提案する。
第1弾として、三越伊勢丹が運営する化粧品のオンラインストア「meeco(ミーコ)」と連携し、お客の肌の状態に合ったスキンケア用品や化粧品の提案を、「meeco」のサイト上で2019年秋から行う予定。
なお、「FACE LOG」はドコモの回線契約がなくても、対応機種にアプリをインストールすることで、誰でも使うことができる。
当初はiOS向けに提供し、2019年秋にAndroidTM向けにも提供する。
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